Warm Showersは本当に温かい1/4タイ2-day6

※ベルギー人のエイドリアンさん宅に泊まる

朝のパタヤ。見事に寝坊して遅めのチェックアウト!実は新年早々から”Warm Showers”というサービスに登録したのである。

Warm Showers=直訳で”温かいシャワー”という意味。

はて、どんなサービスと誰もが思うだろう。かくいう私も中国やベトナムで出会った外国人サイクリストから「Warm Showersって知ってる?」と聞かれ、なんで温かいシャワーの話題になるのか謎で仕方なかった。

※あまり食欲ないけど食べておく

実はこのWarm Showersというサービス、噛み砕いてシンプルに言うと”タダで泊まれる”のである。

しかし、自転車旅行者のみしか泊まれないサービスなのである!

何故、タダで泊まれるのか?それは善意で成り立つ相互扶助関係のネットワークサービスをWarm Showersが運営しているからである。

会員登録に当たり、近い将来”ホスト”(招待側)として活動することを原則とした規約を読む。私は現在、日本におらず旅行者の身なので、現在は”ゲスト”(自転車旅行者)を招き入れることはできないのであるが、それでも会員登録は可能とのこと。

※タイのスイカバー美味しい

一通り会員登録を済ませれば、全世界のホスト先を地図から探すことが可能となる。写真がなくて申し訳ないが、Google Mapsみたいなもので視覚的にピンが立っているので何処にホスト先があるのか一目瞭然。

そのホスト先をクリックすればホスト側の情報がわかる。

例えば、

  • 名前などのプロフィール情報
  • 自転車旅行歴
  • 食事のサービスの有無
  • ベッドの有無
  • 洗濯機の有無
  • 自転車のメンテナンスの可否

などなど…

※これで20バーツ(約70円)は安い!

また会員情報ではフィードバック(評価)も参照できるから面白い。過去のゲストからの詳細な評価が読めるから不安点はある程度解消できる。

昨夜、色々なホスト先の情報を参照して、私はベルギー人の男性に連絡を取った。快く快諾されたので一生懸命漕いでバンコクに向かっているところなのである。

※ガソリンスタンドでへばっていると水のペットボトルの差し入れが!

似たようなサービスで”カウチサーフィン”という相互扶助の宿提供サービスがある。しかし、これには我々サイクリストからすると最大の盲点がある。いわば、ホスト側がサイクリストを対象としているわけではなく、そのほとんどがバックパッカーや通常の旅行者を視野に入れて活動しているということ。

必ずしも自転車の置き場や大きい荷物のスペースなどが確保されているとは限らないのである。

その点、Warm Showersは自転車好きによる自転車旅行者のためのサービスなので、自転車長期旅行という行為がどういうものかわかってくれるし、また理解も大いに示してくれる。

こんな素晴らしいサービスを経験せずに日本へは帰れない!

※高架になっているUターン路とは珍しい

ホストのベルギー人の男性の名前はエイドリアンさん。バンコク在住なのでアジア人向けにLINEのIDもあるとのこと。そのままLINEで連絡しながら独走。

どんどんバンコクに近づくにつれて、なぜか差し入れが多くなる。嬉しい限りです、ハイ。

ファミリーマートとか見えてきたら日本だよね、もう。

このゼリーシリーズはコンビニでたったの10バーツ(約35円)

この安さでジューシーだから色々な味を試しているところである

それはそうと、気づけばパタヤから約120kmも走っていた…

エイドリアンさん宅近くで彷徨う

どうやら道を間違えたようで少し遠回りに迂回

ここではないが、まあこの辺に位置している

ちなみにこのマンションでもなかった(笑)

ご対面でバタバタと忙しかったので写真が撮れず。初めてのサービスを利用して会ったので少し緊張〜

とても紳士的でよく話してくれる楽しいエイドリアンさんである。お互いに自転車好きで旅好きなので会ってすぐに打ち解けれたので本当に安心できます。。

一息付いた後に、近所を散歩がてらグルグルと食べ歩く

今日はまだ本調子に復活しておらず、食欲が湧かないので地元市場も見学のみ。

帰り際に別の食堂でご飯へ。エイドリアンさんオススメのエビとカシューナッツの炒め物をいただく。

確かエイドリアンさんの情報には”食事提供無し”の表記があったのに何故かご馳走になる。ありがとうございます!

その後は、私はスイカを購入して、エイドリアンさんはビールの購入へ

※1玉まるごとでも58B(約203円)!

このWarm Showersというサービス自体、ヨーロッパ発祥なのか、歴史は意外に古く1993年からである。個人的にはこの様に他所様の家に上がり込んでリラックスしようと思ってもすぐにはできないので、少しもどかしいが、エイドリアンさんが凄くラフなのですぐに慣れそうだ

ほら、このように。スイカを口にすればもうリラックス

その後は、スイカを食しながらエイドリアンさんの思い出と自転車旅を画像と共に振り返る。なんと昨年の9月には日本の下関→別府→(フェリー)→しまなみ海道サイクリング往復→徳島→(フェリー)→東京という旅程でサイクリングをしたとのこと!しかも一緒に走ったのが日本人男性というから驚きだ!明日も彼の自宅に泊まって色々観光しようと思う!

朝食 50B(約175円)

コンビニ 20B(約70円)

アイス 20B(約70円)

コンビニ② 35B(約123円)

ゼリー 10B(約35円)

スイカ1玉 58B(約203円)

合計 193B(約676円)

走行距離 121.4km

積算距離 8247.8km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。