風と重力 Pt.8 まじピエロ 2/12タイ2-day45

※身も心もノリノリ

静まり返る朝。自転車を置いているロビーとのアクセスが完全遮断で身動きが取れない。とりあえずシャッターが開くまで待つとして荷物整理を行う。無事にチェックアウトできたのは朝の7時すぎ

初っ端から食堂へ立ち寄り、

甘めの味付けがされたエキゾチックな後味のポークごはんをいただくとする。

嬉しいのが、卓上にあるピーナッツ砕いたのがセルフで好きなだけかけれること。食べ終わって料金を支払おうとすると「ご飯代はいらないよ。そのかわり頑張って漕いでね」とエールを貰う。タイの旅も終わりの頃に、こうやって親切にしてもらい、感激のあまりプリングルスBBQ(未開封)を渡して厚くお礼を言う。

本日もたくさんの距離を漕ぐ予定なので、別の店舗では肉まんもいただく。

いい感じに腹8分目で走行開始!本日はマレーシア国境から一番近いKhuan Donまで行くことに決めた!

景色に変化という変化は少ない田舎道なので、貴重なマングローブ林を見つけて撮ってみたり。その後は単調ながらもチョイチョイと坂道が顔を覗かせては私の身体から水分を奪う。

もう堪らんってところと、この先をGoogle Mapsで見てもランチが取れそうな食堂が無さげなのでコチラへ!

ムスリム女性店主が作るチャーハンと、

美味しい麺料理と、

食後にアイスもいただいて元気をチャージっ!

さて、走行再開!スンバラシイ見晴らしでゴツゴツした巨岩がお出迎え。

行き先としては何でもないのだが、何故だかこうして道に迷ってしまったので牛でも撮ってみる。

※1玉5バーツ(約17円)の超激安アイスを4つも食べた

暑いのと向かい風が強いのでブツクサ言いながら迷ってしまったスタート地点まで来た道をすぐさま戻る。

※惑星に生えているような樹々

ここからは怒涛の追い上げ。まずはチャージしたアイス分を燃料に、Bluetoothスピーカーからの爆音をエンジンにして、激しめの曲とプログレッシブロックな変拍子にノッて道化師のように漕ぐ。側から見たらピエロだわ

オラオラオラ〜!

片田舎の青二才が漕いでるで〜!どかんかい!

こんなオアシスなスポットも素通りするくらいにゴールへと向かう!

※おおっと!ここから左折していけばマレーシアへの国境へと行ける!

早速、周辺にある宿で値段を聞くも高い。いっても350バーツ(約1,187円)なので十分に安いのだが、宿の雰囲気とか従業員の感じも好ましく感じないので更に南下することに。

晩飯にしよう

やっぱりムスリム女性が作るチャーハンはタイ人女性が作るよりも丁寧で美味しい!盛り付けも工夫されてるしスープも付いてきた!

嬉しくて美味しくて、そのままバナナチョコパンケーキもオーダー!

※これまた美味い!

食べながら地図とにらめっこして宿を探す。どこも高いぞ。ふと、視線をKhuan Donよりも南のSatunという街に目をやる。どうやら、Satunからマレーシアへ船が出ているみたい!お!これなら航路での初めての越境も経験できて、尚且つ自転車走行の距離もショートカットできるではないか!

早速、更に南へ下るべく後半戦に突入!ライトを赤々と点けて目立つようにヘルメットライトも装着!ここから約20kmほどだけど、夜でも楽しく漕ぎたいではないか!

昼間と違って唸るような暑さと強烈な日差しが全くない。この好条件でどれだけ肉体が歓喜するか。向かい風がここに来て追い風へと変わり、もう嬉しすぎて今日の疲れさえ感じないままペダルを踏み込む。

ここからは怒涛の追い上げPart2。まずはヘルメットライトをイヤらしいほどに反射看板に照らしつけて、「俺はここにいるからな。轢いたら地縛霊となって末代まで呪ってやっからな」の気持ちでグイグイ漕ぐ。

チャージしたパンケーキ分を燃料に、Bluetoothスピーカーからの爆音をエンジンにして、ミドルテンポな曲とプログレッシブメタルの変拍子にノッて道化師のように漕ぐ。側から見たらマジピエロ

421→

ちょっと気になったけど行くのはやめる

※ホームメイドな遊園地

本来ならもう野宿にしてもよくて、ガソリンスタンドの空き地にテント設営のお願いをしたら悉く却下。

※Chinese New Year関係

そのままBooking.comで安宿を見つける。更に値下げに踏み切るために直接向かうことに。

オンライン予約だと300バーツなのに、直接伺うと200バーツ(約687円)らしい。安いのでここに決定。

しかも、マレーシア行きの船のチケット及び時刻表も宿で確認できた!受付の女性に「自転車積めますかね?」と聞けば、すぐさまフェリー会社に電話確認してくれたという神対応。もちろん積載OK!

安宿だからこそ、シャワールームの蛇口からかなり水圧強めの水がほとばしる。この場合、物凄く洗濯に適していて、通常6〜7分かかる洗濯が2分以下で終わらせれるという良さがある。うまく洗濯ロープを引っ掛けて、生を受けた瞬間の姿でベッドに横たわる。ベッドはフカフカで気持ちいい。家を建てる時は水圧強い蛇口の希望と、寝心地のいいベッドは最低条件だわな。自転車に全く関係ない感想でタイの最後の夜を無事に終える。

朝食 女性店主の奢り

肉まん×2個 20B(約69円)

昼食 カオパッド+ヌードル+アイス 85B(約292円)

道間違えたところの売店(アイス×4個、ドリンク) 30B(約103円)

夕食 カオパッド+パンケーキ 70B(約240円)

宿 200B(約687円)

セブンイレブン(VITA MILK,レッドブル) 26B(約89円)

腹空かせたワンコにご飯 20B(約69円)

合計 451B(約1,548円)

走行距離 154.1km

積算距離 9643.6km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。