よく振り返ると感謝の日1/30タイ2-day32

※世界遺産アユタヤ”ワット・チャイワッタナーラーム”にて

早朝5時に起床。準備を済ませてフアランポーン駅へ

どこへ向かうかと言いますと、ここから北へ約80kmほどに位置する世界文化遺産のアユタヤへ

まずはアユタヤまでのチケットを購入。一番安い3等席が20バーツ(約69円)

出発は7番ホーム。6:40の出発である

自転車持ち込み料を支払う窓口が見つからない。そのまま先頭車両にあるラゲッジスペースへ

段差高っ!!

ホームの段差を上げてほしい

そのまま勝手に自転車を置いちゃう

その辺にいた係員が、自転車手荷物代を100バーツ(約347円)請求。相場は重量によって変わるが、90バーツ〜130バーツと聞いていたのですんなり支払う。

3等席の適当な場所に座る。目前の席が壊れている、、、。

6:40出発のはずが遅れて7:00前に出発

車窓から見る景色は自転車で漕いで見てきた景色とそう変わらず。

※アユタヤ市内で朝食へ

駅到着は8:40ごろ。結構長いこと乗ってたなあ

食べながらルートを練る。帰りは”13:11″アユタヤ発→バンコク行きに乗りたいので,”12:30″には観光を終えたいところだ

では、手始めにワット・ヤイチャイモンコンへ

入場料は20バーツ(約69円)

お、おう…

なぜにドラえもん…

うん。

教養が無いせいかピクリともこない。どうしよう遺跡巡り…

※落書きが散見されるあたりが悲しくなる

細かいところに目がいってしまう。アジア人蔑視の欧州人の仕業なのかね?

遺跡内に現代物のパイプとか見つけちゃうと萎えちゃうなぁ

この黄色のテープの矢印も然り。観光客が多く訪れるから仕方ないのだけれども

一番上に登ってみた

何だ何だ??

何でもなかった(適当)

さて、お次はアユタヤに存在していた日本人村の跡地へ!

西暦1350年〜1767年の間の417年間、当時のシャム(現・タイ王国)の都だったアユタヤに、日本人村があるとは何ともロマンに富む実話じゃないかっ!

それにしてもチャオプラヤー川の東南側に何故に日本人村が…

チケット50バーツ(約173円)を支払う。それにしても観光客が私1人だけの貸切状態だ。

とりあえず入った建物内で、いきなりミニムービーの上映が始まる。日本人村故に言語も日本語設定にしてくれた。

※約10分間の上映

結果、大満足!

アユタヤの奥深い歴史と日本人との密接な関係が実に見事に紹介された素敵な作品。クオリティも充分だし、当時の暮らしをイメージしたCG映像も見事!これが見れただけでもアユタヤに来て良かった(遺跡関係なし)

※当時の輸出入物産。見本が並ぶ

さすが”東洋のベニス”と言われただけあって、水路をうまく利用して多くの国々と盛んな貿易を交わしていたようだ。日本村以外にも、ポルトガル村、オランダ村、フランス村、イギリス村、中国村などあったようだ。

初めて知ったのが、沖縄の泡盛のルーツがアユタヤ王朝からだったことだ。

琉球王国とアユタヤとで交易を行なう最中、アユタヤの酒の醸造法を真似て造ったのが泡盛の元祖なようだ。また、今もタイ米を使って製造されているとは驚いた。

※暹羅(シャム)船と呼ばれる交易船。

何故、日本人村が形成されたか一説によると、当時のビルマ(現・ミャンマー)の勢力と侵略を恐れたアユタヤ王のナレースワンが日本人傭兵(浪人)を大量に招き入れたからそうだ。その当時の日本人は戦闘経験に優れた猛者ぞろいであったのも頷ける話だが。そんな昔に海外へ行こうとした日本人がいたことに胸が熱くなる。

Iudea(ユデア)と呼ばれる当時のアユタヤを描いた美しい地図。製作者は1663年、オランダ人ダーフィット・フィンボーンズとヨハネス・フィンボーンズという2人である。

原本は油絵であり、オランダ・アムステルダム国立博物館に保管されている。

※タイと日本と世界の年表

これも終始退屈せずに眺めれた。日本と世界の歴史がリンクしている点を見つけるととても面白い。

一旦、館を出て外の空気を吸う。

それと同時にチャオプラヤー川を眺めては、対岸にはポルトガル村があったのだなと夢想。川幅自体は当時のままなのかはわからないが、現に多くの船がこの川を行き来していたのだろう。

お次はこちらの館へ

誰ぞ?

え?タイ人?

いいえ。山田長政という列記とした日本人である。

菓子部長??

ど、どういうこと?!

あなたは誰ですか〜??

↑この御方です(やっつけ感)

女性の名はマリー・ギオマール・デ・ピーニャという。日本とポルトガルの血が混ざっている女性で、後にターオ・トーンキープマーという官位を授かる。旦那は処刑されて自身も政治のゴタゴタにより、2年間も投獄されたという。

これが「トーン」と名のつくポルトガル生まれのお菓子だそうで。食べてないから味はわからない。

※泰日友好

山田長政に至っては当時の王のソンタムの信任を得て、日本人として初の最高官位…ポプテピピックだっけ??

あ。そうそれ

オークヤー・セーナーピムックという官位を授けられたのである。

別館でも上映会がある。ここでも客は私1人の貸切。上映は山田長政とターオ・トーンキープマーに関することをメインに約10分ほどで終了。

地味に感動したのがトイレの綺麗さ

日本人を意識してくれたのだろうか

日本”風”庭園もあり

ちょっと取ってつけた感があるB級スポット

いや〜。期待値ゼロに等しく来館したが、十二分に楽しめた!歴史を感じる場所というよりも、その時の日本人の気持ちになってみて空想したので自分と重なったなぁ。曲がりなりにも、自分もここまで自転車で来た身で初めてのタイだったわけで、色々と新鮮な驚きや感想がある。「タイ語わかんね。」とか「香辛料辛すぎ。腹イタイ」とか山田長政も思ったんだろうなーとか!

で、自転車の元へ戻ると、、、?!

ナニコレ

木に寄りかけて駐輪していたのだが、鳥の排泄物??匂いは無いけど何だろ。

謎の汚れ(多分、鳥のフン)を綺麗にした後は他の遺跡へ

※爆睡の犬

正直、この手の寺院は見飽きてるので爆睡の犬でも撮る

※ワット・チャイワッタナーラーム

入場してまで近くで観ようとも思わない。ラオスとカンボジアで充分似たような建築物見てきたからね

見学時間15秒で次の場所へ

やっぱり愛車で来て正解。遺跡間の移動の方がワクワクして楽しい。

※チャオプラヤー川を通る巨大な船

イマジネーションが膨らむというか何というか。次はどんな景色に会えるのかな?とか、どんな遺跡なのかな?とか楽しみで仕方ない

んで、象乗りできるスポットも行ってみた

象に乗った経験は無いが、ここに来ても乗ろうとは思わなかった。何だろ。お金の無駄とかじゃなく、なんかその気になれない。

そのままアユタヤ駅に向かってサイクリング!

最後の行きたい遺跡のワット・プラ・マハータートへ!

有名な樹木に埋まる仏陀。ここはお気に入りのスポット。人工的な仏像と自然のチカラが融合された退廃美に溢れる1枚

さて、その周りはどうかと言いますと、

実に良い!来て良かった!雰囲気は抜群。

レンガの建造物に興味は薄いのだが、全体を見通しての雰囲気はたまらない

延々と首のない仏陀。ビルマ軍がアユタヤ侵攻時に破壊し尽くしたのだろう

観光客は欧米人・アジア人ともに今日周った中でダントツに多かった!

結局は自分の中に浅い知識しか無いものだから、この手の遺跡を巡るより、その辺で平和に昼寝してる犬コロを見つけては撮影する方が面白いの。何処と無くウチの愛犬に似てるから、余計にね。

さ〜て。アユタヤ駅に戻って帰りましょ

13:11発の電車まで時間があるので昼食へ

駅へ向かうと何と自転車積載不可なようで。一悶着言い合いして、13:11発の電車を見てみると確かにラゲッジスペースが無い。早朝行きと同じ快速車両なのに、ラゲッジスペースが無い車両とか有りえるんだ〜

16:00発の電車なら自転車載せてOKの返事をもらうが、気分的に3時間も待てない。それなら漕いで帰ります〜。ここから約80km!途中、大雨が降って来て雨宿りを2回したが、17:40ごろにシーロムエリアに到着。列車で帰るよりも早く着いた〜

その後は近くのお店でバナナミルク購入へ

BBQ美味いところで夕食へ

ひとまず食す

串物も餅米もたまらなく美味しいのだが、

ディップソースも美味

何味かしっかり説明できないのだが、

タイって感じの美味しさ(適当)

あまりの美味しさと腹の減りようから再度追加オーダー!

ここのお店の良い所は、地味に卓上にティッシュぺーパーが完備なこと

※夜はお馴染みのバナナ購入へ

アユタヤからバンコク市内へ自走の最中、タイ国鉄道に恨み節満開であったが、雨に降られゴールへと近づくにつれて、これで今日は正解だったんだと気づく。多量に汗をかいて爆走したが、3weeksもツーリングせずだったので少し身体も思考も鈍ってしまったようだ。良い起爆剤になったことだし、本日はタイ国鉄道をdisったことを謝りつつも感謝したい。

Bangkok-Ayutthaya 3等席 20B(約69円)

自転車持ち込み代 100B(約346円)

Wat Yai Chaya Mongkol 入場 20B(約69円)

日本人村 入場 50B(約173円)

Wat Chai Wattanaram ガヤから覗いたので無料

トイレ 5B(約17円)

Wat Mahathat 入場 50B(約173円)

昼食 40B(約139円)

セブンイレブンにて(ゼリー2個) 22B(約76円)

豆乳ドリンク(雨宿り中に) 15B(約52円)

チョコミルク(雨宿り中に) 35B(約121円)

バナナミルク(チップ込み) 100B(約347円)

いつものBBQ(串6本、カオニャオ1個) 80B(約278円)

バナナ 20B(約69円)

MELONA マンゴー 39.5B(約137円)

合計 596.5B(約2,069円)

走行距離 110km

積算距離 8852.7km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。