世界遺産よりも食よりも”夢”11/3ラオス6日目

※珈琲修行中のDAICHI君と晩御飯

今日は休む日と割り切った朝の散歩中、早速朝食をいただくとする

カオソーイである。辛そうに見えるがトマトベースの豚ひき肉のトッピングは実際はそんなに辛くない。むしろ全く辛くない。

それよりも気になるのは豚肉に残る「毛」である。地元民からしたら気になる事では無いのかな

麺一杯で自転車乗りの腹を満たせるわけもなく次はこちらへ

もち米を炭火で焼いた団子ですね、コレ。辛い唐辛子のソースをチョイづけして食べるとかなり美味!量足りないけど。

お次はこれ。何かと思えば豆だそうで。

それを揚げてます

どんな味かわからないが大抵、揚げ物だし外れなさそう。ってことで試しに1つ

バナナの葉に包まれた状態で渡される

おお!豆の感じは確かにわかるが、それよりもジャガイモを粗くすり潰した食感に似てる!コロッケのようなホクホク感とベースのココナツが効いてる!

そんな食べ歩きにピッタリのルアンパバーンの朝市の1コマ。メコン川で獲れた魚でしょうか。

僧侶も買い物袋下げてお買い物

普通にデカイ魚の内臓のみ(?!)を現金払いで購入してました〜

市場だから何でもあるのだろうがこれって、、、

ああ。イモムシね。よく摘んで購入するよね、あるある(ないない)

メコン川沿いをケン散歩

おお!オレンジの袈裟を着た修行僧を発見。そこから個人的解釈で色々深めたいところだが、あまり興味無くて。

興味ないのに興味ある人からしたら何でルアンパバーンにいるんだと言われそう

メコン川チラリ。

ラオスの京都と言われるほど歴史的な街らしいのだが、どうもしっくりこない。(街の雰囲気、建造物の佇まい、メコン川の色)なのでホテルに戻る。

13:00ごろ 宿のバックヤードが広すぎて何でもできちゃいそうなので整備をするとしよう。ちなみに宿は中国資本の宿っぽくてスタッフも宿泊客も中国人多め。んで、スタッフが中国人(英語はペラペラ)だから細かいこと気にされなくてすごいラク。そして中国人優しいんだわ、ほんと。

特注キャリアのおかげで椅子でサンドイッチしてあげれば後輪がフリーな状態に。変速機の調整とかブレーキの整備とかココに来て初めて行う。それくらい今までノートラブル

一通り終えてから買い出しに。主にクッキー、プリングルスBBQ味など補給食としてカロリー高めなのをチョイス

そのまま自転車で世界遺産の寺院でも見に行きますかね。と、小学校の前には、、

お?!

キャーーー美味しそう!!買う買う!!

今日び、もち米にこれだけ歓喜できる日本人が果たしてルアンパバーンにいるのかどうか。むしろ日本にもいるのかどうか。

この塗りたくられた唐辛子!ヒーヒー辛くて美味い!世界遺産は「食」の方でしょう!シンプルながら素朴な味わい。地元のおやつの位置づけかな?これで1本1,000キップ(14円)

と、まだ寺院を1つも見てないのに世界遺産は「食」の方だなんてルアンパバーンに失礼すぎるかな?

よっしゃ。来てみた

お、おう・・・

なんか奥におる

あ、はい・・・

私の見聞が浅いせいで寺の何を見ても全く琴線に触れてこない。小坊主の修繕姿を見て「あ、あれモンクの仕事なのね〜お疲れちゃん」とか本当に浅はかな思いしか浮かばない

うん

ほほう

中学生が好きそう。

以上、見学終了である

メコン川見ても、、、「ここの魚は食べたくないな」とか。

ただ遠くに見える山々とメコン川の穏やかな流れのコントラストがすごく綺麗。濁った川の色が却って神秘的に見えるのも山の色や空の色を含めてこそかな。(遠目からの)メコン川いいね。

16:30ごろ ナイトマーケットの準備に取り掛かる地元民たち。さて、宿まで戻ろう。今夜は自転車整備中に知り合ったダイチ君というバックパッカーの子と食事へ。

なんでも彼は珈琲豆の農園を巡る旅を1ヶ月半ほど続けているそうで。何故か?こだわり抜いた珈琲店を持ちたいという夢の為なのだそうだ。

いやはや、話を聞いてるとすごく面白い。東南アジアの前はフィリピンのセブ島で英語留学をインターン含め4ヶ月してて、その留学後に自分1人で農園を周ってるそうな。行動力あるねえ

そんなダイチ君と食べるは盛り放題のビュッフェスタイルのお店

もうアホみたいに盛ってやる!

2人してご満悦。いただきま〜す

何をどう盛ったか忘れたけどボウルが深くて意外に後半腹がキツキツでした〜

ここに来てせっかくなのでラオビールも呑んでみた〜。たまに誰かとの食事もいいものですな。日本語で話も弾むし。

宿に戻り、せっかくなので未来の珈琲マスターのコーヒーをいただくことに。豆はラオスのパクセーという場所にある農園からいただいた豆だそうな。ここでほとんど珈琲を飲まない私と珈琲大好きダイチ君との間で質疑応答が始まる。

正直に言えば、珈琲の味やこだわりのポイントに関してはいささか興味がなくて。なぜ彼は珈琲店を地元にオープンさせたいのか?彼はそこでどう自己実現したいのかという点に興味がある

ダイチ君曰く、「地元は良い所なのに面白い店や刺激になる場所が少ない。もっと地元を盛り上げたい。人生で大事なのは”人との出会い”。僕はそこで珈琲店という一つの出会いの場を提供したい。欧米諸国ではBALやBAR、珈琲ショップが新しい人との出会い・交流の場として普通に存在している。日本の場合は、飲んで休憩して終わりみたいなそんな感じ。」

この時、私も腑に落ちたのが”人との出会い”という点。確かにこうしてダイチ君と話すだけで様々なことが発見・吸収できる。

宿のお湯も生ぬるく設備もそこまで良くないが、ダイチ君なりの今できるベストな状態で豆を挽いて珈琲をいただいた。中煎りの豆ゆえにそこまで苦味がなく飲みやすい

帰りに露店で買ったフルーツ盛りもシェアしながら食べてみては「うわ、これマズっ」「なんなんコレ?」とかキャッキャッ言いながら中学生みたく楽しく過ごす

ダイチ君「ケンさんこれ生のコーヒー豆ですよ!見たことありますか?!」

彼に珈琲を語らせると本当に嬉しそうな表情になる。やはり人の生き生きとした姿はジャンル問わず、心動かされるものだなと再認識。

彼のこれからの情熱、探究心、自己との闘い、周囲への理解・配慮、全てがダイチ君自身を試していくことだろう。いつの日か是非とも彼の珈琲を彼の店で飲みたいものである。やっぱり夢って大事なんだなあ。世界遺産よりもグルメよりも。

カオソーイ 1.5万キップ(約205円)

揚げ豆 5千キップ(約68円)

もち米スティック 5千キップ(約68円)

宿 2.7万キップ(約369円)

クッキーやプリングルス 3.5万キップ(約478円)

もち米スティック×3本 3千キップ(約41円)

チョコパン 8千キップ(約109円)

夕食(ビール含む) 5.2万キップ(約710円)

合計 15万キップ(2,048円)

走行距離 6.4km

積算距離 4476.9km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。