※長期戦、長期戦…
待ちに待った月曜日となり、郵便局の営業が開始されるわけで、営業開始時刻の9:00到着を狙って8:00前に出発!
※朝から渋滞
日本からのタイへのEMS(国際郵便)発送は受け取り時に関税が高額でかかるという情報を、荷物を送ってもらった後に知る。滞在先のホテルの住所に届けられるはずだが、本人じゃない限り、受け渡しができないとのこと。
しょうがないよね〜。12月はまだカンボジアに居たので…
※Google先生、謎の小道を通らせる…
しかも、タイの郵便事情によると再配達などはやっておらず。必ず、郵便局まで赴かなければいけない
※歩行者ルートで探していた。通れん
今回、なるべく受け取り時に関税を低く抑えたいので、[タイ] [EMS] [関税]などで事前にリサーチ。
※車ルートで再探索
リサーチするとタイの関税の高さを嘆く日本人のブログがわんさかわんさか!10分の1まで値切った人も居れば、すんなり素直に支払った人もいる。その多くが私物やプレゼントなのに関税がかかったとのこと
関税を低く抑えるために”Personal Use”(個人使用)や”No Commercial Value”(商業価値無し)などの表記をしても無駄だったという記述もあれば、関税の請求が無くてすんなり受け取れたとの情報もある。
終いには係官の裁量次第とか、受取人の運次第とか!
あ〜そうか!いいかげんなことだけは理解した!
※道間違えて、自転車担いで歩道橋へ
向かう先はドンムアン空港近くのEMSセンター。営業時間は9:00〜16:30だが、この時既に9:00を過ぎている
※いや〜バンコクは走りづらい!片道何車線よ…
件のEMSセンターはラックシーというエリアにあるが、公共交通機関を使うと余計に迷いそう。タクシーやUberだと確実に500B(約1,750円)はかかるだろうし。
そんなこんなでEMSセンター近くで腹ごしらえ
久々のタイヌードルは美味しくて店員さんが親切だった!
これはタイの郵便局。この横にEMSセンターがある
これがそうだ。絶対に言い値で税金払わないからな!財布に誓う。
建物の中に入り、左のカウンターでパスポートのコピーを取る(有料:2バーツ)
どこへ行けば荷物が受け取るか聞くとすぐ教えてくれる
おお!意外にも混んでなくて良かった!
※この発券をした時で既に10:30である
約15分ほどで日本の元・衆議院議員の上西小百合似の係官にカウンターに呼ばれる。指示通り、日本からの荷物を自分で開封して、1点1点メモを取られながら確認される。
上西「税金5,000バーツ(約17,483円)」ドヤ顔
私「いやっ、ちょt (高すぎ)
上西「No Discount(値下げ無し)」間髪入れずにキッパリ
ここで多くの日本人がハイハイと支払うのだろうか?何にどれだけの%テージで税金がかかっているかの説明も無しにこれはオカシイ。
すぐさま反論してそれぞれの%テージを求める。教えてもらった%テージが本当かどうかをPCと携帯を駆使して徹底的に調べる。おかげでタリフコード(HSコードとも言う)の事も知れたし、勉強になったが。
※12:00を過ぎて昼休みに入る
昼休みに突入しても、私は諦めない。「No Discount」と言われた時から魂に火がついた。初めのNoは後々のYesである。絶対に引き下がらない。だって高すぎて払えないからそんな高額な税金!しかも、相手に完全にナメられているのもわかる。おそらく日本人だからというのもあるだろうし、私の下手くそな英語のせいもあるだろう。終始、私の意見を流すばかりである。
タイの税関ホームページを見せて、どうにかデジタルカメラに関しては税金をなくすことに成功。これで800バーツ(約2,797円)の削減。まだ4200バーツ(約14,688円)まだまだ高いぞ…
「これからオーストラリアまで自転車で行く。キャンプするから必要な道具だ。売る気はない。その価値はない。私のブログを見て確認してくれ。必要な道具なんだ。頼む」
と、言っても状況は平行線。(実際にノートPCからブログは見せたが無視される)
ふと、バンコク在住の知り合いの日本人男性にラインで連絡を取る。
どうやらタイ人は面倒なのを嫌うようで、しつこくアタックすればいいらしい。いわゆる私の苦手なゴネるという行為だ。一般的に日本人の感覚で公共の場でゴネるというのは、はしたない行為とされている。強く押して押して押しまくれと言われても、中々すぐに切り替えれないのが日本人の性(サガ)なのかな…
後は”人を変えて再度アタックすれば、タイ人はすんなり言う事を聞く”ともアドバイスを受けた。
しかし、今すぐにそんな助っ人はいない。半ば諦めて日本に送り返すときの送料を聞きに、別の窓口へ向かう。
奇跡が起こる!
おそらく憔悴した表情の私を見た別の女性職員が親身に話を聞いてくれて、税関の係官に直談判してくれた!しかも1人だけじゃなくて2人の職員が私と共に係官を説得!
上西「いくらならいいん?」
ここで500バーツとか答えてしまっては悪いなとか思い始めて、「2,000バーツ(約7,000円)なら払う」と答えてしまった。
謎の窓口で手数料の80バーツも支払う
ATMにて引き出したホカホカの2,000バーツを支払い、無事に荷物をゲット〜〜!
私の話を親身に聞いてくれた女性職員。名前は聞けなかったが、えらく自転車旅のことに感銘してくれた。それと私のヘルメットがサムライみたいでかっこいいとも褒めてくれて、自転車で来た甲斐があったよ、ホント。。
ありがとうございます!
再度、荷物のチェック!(ゆっくりと)
甥っ子からの熱いメッセージ!!
うん、おじさんは今日も誰かの助けで支えられてます
時間は16:00…。戦いが長かったな
最後に女性職員さんの出会いがなかったら返送するところだったし。
ホッとしたのか大いに道に迷う
その後は宿近くまで順調に漕ぐ
Kangaroo自転車店のJoさんの弟のお店へ来店!
壊れた自転車ライトのナットを取ってもらいました〜!
その後はフライドチキンを食べたり、
昨夜のおじさんと別の道でバッタリと会ったり、
パッタイを持ち帰ったり。
それにしても色々と考えさせられる1日だったな
今日のEMSの関税値下げ交渉劇でも思ったが、メンタルが日本人のままだと相手の思う壺だということ。日本の常識は世界の非常識って本当なんだなとつくづく思う
実家のお姉さん、荷物ありがとうございます!
ようやくウォッチメン君を修理する時が来た!
100均一のピンバイスを用いる
じゃじゃ〜〜〜ん♪
ちょっと応急処置で紐を通しただけだけど、キャンプ用の強度ある紐なので大丈夫と思う。明日は日本に要らないものを送り返す作業も必要だな。そして自転車の荷物の断捨離をしないとな。
朝食 45B(約157円)
パスポートコピー 2B(約7円)
関税(5100B→2000B) 2000B(約6,990円)
手数料 80B(約280円)
フライドチキン 35B(約122円)
チキンBBQ,豚BBQ,カオニャオ 40B(約140円)
パッタイ 50B(約175円)
宿 1000B(約3,499円)
合計 3,252B(約11,379円)
※EMSセンター敷地内のATMからの引き出し 12000B(44,423円)
走行距離 48.5km
積算距離 8395.3km