オブラートに包まない北風12/18カンボジア6日目

※ちょっと可愛い象の像

無事にこちらの宿では夜間の間、自転車を建物内に保管できた。日本人がオーナーらしい宿なので、至る所に日本的なサービスもあった。例えば、館内全て土足禁止、洗面台に綿棒完備、使われてる電化製品やトイレのメーカーが全て日本製といった具合である。

日本人が多いかなと思いきや、欧米人の方が多い。同じ部屋にはスイス人の自転車旅行者もいたり。

さて本日からカンボジア旅の中盤戦ということで、プレアヴィヒアの街方面へ行くとする。タイとカンボジア国境近くに”プレアヴィヒア寺院”なる世界文化遺産があるので、それを観に行くためだ。

朝の交通ラッシュ時は写真が撮れる状況ではないので、日本とカンボジアの友好橋を渡った後に建設中の橋を撮影。

そのまま国道6号線を北上。強い向かい風が延々と吹く状況。ペダル重たい。

朝は焼きそばで元気をチャージ!

ううう。道は平坦なのに15km/hほどしかスピードが出せない。思えば、上海スタートしてから延々と南へ進む旅が、初の北へ進んでいるという状況である。

風の影響恐るべし。進んでないのに腹の減るスピードは早い

汗をかいているはずなのに、すぐに向かい風で汗がとぶ。不快感を感じないのはヨシとしよう。しかし、これまで1日の走行距離はこの位と単純計算出来ていたはずなのに、それが出来ない。実際、力を抜いてペダリングすると10km/hの速度しか出ない。ずっと上り坂を走っているみたいだ。

※左からヘビ・鶏・ちっちゃい鳥

漕いでる間、何もない景色を見ようと顔を反らすとバランスが崩れやすくなる。子供や大人からどこからともなく「ハロー!ハロー!」の声がする度、振り返っては手を振り、応えようとするが中々うまくいかない。

思うにこのカンボジアの何もない平野がもろに風を受ける原因になっていると思う。これなら多少のアップダウンがある方がメリハリもあるし、実際ラクだ。平地の向かい風はキツい

途中のガソリンスタンドのコンビニでアイスを2本食べ、

その先では屋台のパンケーキを食べる。

パンケーキというよりクレープに近いかな?ヌテッラ(イタリア発のチョコスプレッド)をふんだんに塗ったおやつである。

商店も限りなく少ないので屋台を見かけては補給を繰り返す

今まではサトウキビジュースはきちんとしたカップに注がれていたのに、ここにきて初のビニール袋にインである。飲みながら地元っ子達の行動を観察。

良いね。これぞカンボジアらしい全裸である

ようやくゴールが近づくエリアにて。

地元客でワンサカしていた焼きそばの屋台でプチ食事!

盛り方は綺麗ではないが、カンボジアで一番美味しい焼きそばでした!量も多い!

しっかりと夕暮れとなり、闇夜の中を照らしながら進む。

Kampong Thmaという町にて宿へ。英語が話せるお姉さんがいたので宿併設のレストランでチャーハンもオーダーしてもらうよう頼む。

部屋は小さくともWi-Fiは通じるし、温かい(ぬるい)お湯も出るのでヨシ!

食べながら本当によく漕いだなあと一息。そして、明日も明後日も北側に進むのが明白なのでここは気合をいれておきたい

…とか意気揚々としたことを言ったが、延々とYouTubeを見て夜更かし。こういう余裕があるってことは別にそこまで疲れてなかったの裏返しかしら。漕いでる時は本当に横になりたい勢いなんだがなぁ〜

朝食 3.5千リエル(約97円)

昼食 6千リエル(約166円)

アイス 4.4千リエル(約122円)

パンケーキ 1$(約111円)

サトウキビジュース 1千リエル(約28円)

焼きそば 4千リエル(約111円)

宿 6$(約676円)

夕食 5千リエル(約138円)

衣類用粉末洗剤 1千リエル(約28円)

合計 1,477円

走行距離 125.9km

積算距離 7045.9km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。