瞑想と迷走12/19カンボジア7日目

※微笑みとはこういうことサ。

昨日は夜にチェックインをしたので、宿の全貌がわからなかったのだが、こうして見ると朝陽に照らされた白い建物が綺麗である。池の水は絵の具のミドリでそりゃ酷い有様だけど。

早速、宿併設のレストランでフライドライス。昨夜はつかなかったスープがついてきた。カンボジア人の適当加減ここにあり。

本日も北風ビューんビュん。では、プレアヴィヒアに向けて!

…わかってる。思うように進まないならば、心に余裕を持たせて楽しくサイクリングをすべきことを。

※自転車の表記は当たり前に無し

しかし、惰性で漕いで1日を終えても「ふーっ」で終わるのが自分的には許せない。どうせなら「あああああっ!つっかれたなぁ!もうっ…!」の達成感で終わらせたい。

少しでも早く漕いでこの旅を終わらせたい&来年7月頃には日本に帰っておきたいとかそーゆーことまで考え出す始末。

このまま、アスファルトにへばり付く3日前のネズミの死骸のように朽ちるわけにはいかないので、まずは2度目の朝食へ!

この国でよく見る熱湯に浸されたスプーンとフォーク。あらかじめ消毒ってか?

作ってくれた青年が岡山県・倉敷市にて働いていたらしく、日本語ペラペラで談笑。…してる場合じゃないので、早々に切り上げる。

対向車線から幼い子の労働姿が。子供の背丈と積載された荷物のアンバランス感が何とも…。完全に一時停止の際は両脚つかないと止まらないし。まあ、平坦路でそっち側追い風だから楽そうじゃん

じわじわ進むと両サイドには、、、

ブッダの石像がたくさん

石工職人が作っている最中

ほほう

塗装前のレゴっぽい

お昼時になるとこれまた面白い光景に出くわす。

何と学生達が捨て身の信号機と化してるではないか!

信号機が無いからこうでもしないと他の生徒達を安全に渡らせれない

※カメラ目線の学生君が眩しく見える

スクーターはそうでもないが、確かにトラックと乗用車バンは物凄いスピードでとばしてるからね。私も気をつけて走行しなくてはっ…!

そのまま40km走った所で宿探し…と言いたいが、まだまだ漕がなくてはいけない状況。

なのに、まったりとカフェにて休む。何か食べなくてはやってられん。

昨夜の夜更かしが祟って、ここにきて睡魔が襲う。頬張りながら夢見れそう

懸命に飲んでは食べてを繰り返して何とか気持ちを奮い起こす。(眠気が吹き飛ぶように)瞑想すればそのまま居眠ったが。

っしゃあ!カフェのゆっくりタイムが功を成してかスッキリである!

プレアヴィヒアの街まで約160km…今日中にはムリだけど。近くまでは行きたい

全く風が弱まる気配無し。いいのいいの。どうせシェムリアップまで行くときは南下するわけで、あなた(風)のチカラを頼るので文句は言いません。

楽しい道中、トゥクトゥクに乗る1人の男性から「俺もサイクリストやで〜!」と声を掛けられる。「いや、あんたエンジン付きVIPカーに乗っとるやんけ!」と言いたいのは堪えた。どうやら近くの街の宿に自転車を置いてプレアヴィヒアまで観光に行くそうで。

彼はドイツ人で今後シェムリアップに向かうとのこと(自転車で)。また出会えるかもしれん。その時は一緒に走れたりして。

屋台を見つける。本来ならこの辺りで宿探しをしようとしたが、屋台のアンチャンが「この付近に宿は無いよ〜」と言うもんで。げんなりしながら先へ進むことに!

エリアはBoeing Peae Wildlife Sanctuaryへ。自然保護区ってやつです。道もいつの間にか62号線に変わってる!音楽も聞かず、ひたすら速度計とにらめっこしつつ、一定のペースで走る。

途中の道沿いにはレストエリアが!期待してないけど立ち寄る。水が使える環境なら野宿も良いだろうし。

外観は意外と立派!

壁画に描かれた無作為な動植物達は何なんだ…

ん?

キミ、かわいいじゃん。

じゃなくて、微笑みのブッダの絵が怖いわ!

何か這い上がってきそうな井戸を覗くも、水は無し。それならここに用は無い!先だ、先だっ!

辺りは暗くなりかけ。しかし、この自然保護区の道が平坦路ではなく、緩やか〜なアップダウンありで非常に快適なサイクリングができる。民家や商店があまり無いのも良いね。

そのまま、ある程度の集落の宿へ!2軒しかないうちの1軒は15$/日と割高だったが、こちらは5$/日。

Wi-Fiの有無・お湯の使用可否の確認を取って部屋のチェックをする。結論、お湯は使えないがココにするしかない!

今日も漕いだな〜っていう開放感に浸りながらヤキメシ。自然保護区内だから料金高いのか?7千リエル(約195円)

食べながら気づけばいつでも動物が寄っきてる。私の足元にはツンデレなヌコさん。特にチャーハン欲しそうな素ぶりも見せないので無視したが。ず…頭上が可愛い…

※宿へ戻る時にビックリしたのは牛の群れ。キミら車道で寝るの?

明日はプレアヴィヒアの町まで60kmほどなので気持ちがラクである。とりあえずは今夜は早めに寝るべき。

朝食① 5千リエル(約140円)

朝食② 6千リエル(約167円)

カフェにて 1.1万リエル(約307円)

パン×2個 2千リエル(約56円)

サンドイッチ 3千リエル(約84円)

宿 5$(約563円)

夕食 7千リエル(約195円)

合計 1,512円

走行距離 112.5km

積算距離 7158.4km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。