アンコールしなくていいワッと12/26カンボジア14日目

※霞みゆく世界遺産を前に記念撮影

誰かと待ち合わせのために早朝起きての支度とか久しぶりである。5:30頃の市内はまだ静まり返っている

6:30に待ち合わせのために一足早く現場に到着。インド人のヨギ氏から10分遅れるとの連絡が。

7:00前に合流。どうやらママチャリに乗るペドロ氏の自転車のタイヤがバーストして手こずっていた模様

しかし、フランス人は本当に旅行好きが多いな。この旅で出会って話をした外国人も大抵はフランス人だし。フランス人、オランダ人、スイス人の順に多く会ってきたかな

一緒に周ろうと言っていたが、各々の撮影ポイントが違うためか早々とフレンチカップルと離れることに。

私はヨギ氏と行動を共にする

なぜかメインのアンコール・ワットは後回しになり、始めはジャヤヴァルマン7世による統治後に建設されたアンコール王朝初の仏教寺院”アンコール・トム”へ

フランス人のペドロ氏をパシャり。

彼女(奥さん?)のエミリーさんもパシャり。2人の旅行自転車はタイのバンコクの宿に保管してあり、タイでのビザを1度リセットするためにカンボジアへバスで訪れたというらしい。どうりでレンタル自転車なわけだ

この後、カップルとはさらに離れて別行動へ

初めはもっと堅苦しく行動するのかと思いきや、

団体行動ではなく、あくまで自由な個人行動をベースにしているので非常にラク

ヨギ氏の携帯のカメラが調子悪くて、代わりに私のiphone7でヨギ氏が撮影という運びとなる

※市場価格の3倍の値がするチャーハン

アンコール・ワット一帯は非常に広大な面積を有し、敷地内にはベラボーに高い食堂やカフェがたくさんある。朝だからということで向こうから値切ってくれて1皿3$(340円)である。本来は1皿6$(680円)!なんと街中で食べるチャーハンの実に約6倍のぼったくり!

しかも野菜が半分生焼けだっつうの!パシャり

その後も私がヨギ氏を撮ったり、

ヨギ氏が私を撮ったりと楽しむ

プリヤ・カーンなる遺跡へ。肝心の世界遺産のことがあまり心に残らない

なんだろ。圧倒的にプレアヴィヒア寺院の環境の方が素晴らしいの1言に尽きるかな

もう何度も目にしてきたような石造り

内部の見学の際は、ヨギ氏の解説をもとに見てまわる

そうか!彼はインド人だからこの手の寺院には馴染みがある!

これがこうなって、あれがああなってと説明を受ける

これ何?

ヨギ氏「これは今でいう水道ですね」

ヨギ氏「この下にまで水が流れていたはず」

勝手にホジホジしてる!!

ヨギ氏「これはち●ぽです」

私「(笑)もしかしてシヴァ神のリンガ(男性器)のこと?」

ヨギ氏「よく知ってるね。彼女に俺の”ナニ”だって送ってみたら?」

と、下ネタを振られる笑

その後もインド人・ナギ氏の独特な解説を聞いて周る

石の積み上げ方や相互関係に支え合うアーチの素晴らしさなど、、、云々

個人的に気に入った像。青銅色に染まっているのが綺麗だなと。

何も世界遺産の解説だけでなく、写真の撮り方も教わる。これはヨギ氏撮影の写真

なんでも彼の元・恋人はハイアマチュアの写真家であり、付き合っていた当時に色々と撮影の”イロハ”を教えてもらったらしい。現在、彼の恋人は自転車である。

そんな彼は31歳の独身。世界中を旅して周り、日本でも九州や大阪にも行ったという。そんな彼の次なる旅の計画は来年の12月頃から南アフリカ〜タンザニアまでを自転車で行くとの事である。

場所は大きく変わり、ジャヤヴァルマン5世が建設させたタ・ケウのもとへ。クリスタルの古老の意味を持つと言うが、どうやら未完成のうちに終わってしまったという。内部見学はせずに走ってスルー

サトウキビジュースも2倍の値段!

どうやらヨギ氏は水面が好きらしい。水面を見つけては私にあそこに腰かけろと言ってきて、撮影してくれる。サービス精神旺盛である

ようやく本題のアンコール・ワットへ。ここで1人行動ならば色々と散策して物思いにふけるのだが、、、

※カプコン社のロックマン??はてはスペース・コブラ?

本日は希少な巡り合いでヨギ氏と共に行動。サラッと見ながらでも全然楽しめる。

荘厳で立派なのだが、比例して観光客もたくさんいる。これはうまく観光客を除外して撮影(byヨギ氏)

聖池から本殿も撮影(byヨギ氏)

北側の聖池から撮影(by私)

もうどこをどう見ても石造のモニュメントがありすぎて、石造拒否反応が出だす始末。「また石かよ!」みたいな。

却って自然の方がどれだけ眺めてても飽きない

いやあ。アンコール・ワットは1日で充分であったな。もう次からここに再訪はしなくていいかな。プレアヴィヒアはリピートしたいけど。アンコール・ワットはアンコールしなくてよろし。

とりあえず、ヨギ氏とは夕食を共にする約束を交わして解散する。空腹のため、走っていたバイクの行商を止めてサンドイッチをオーダー!

ヨギ氏のススメで溶接部分にテーピングを施す。金属劣化を避けるためだ。貼っているのは持ってきたアルミの防水テープ。まさかこう役に立つとは…

約束の時間まで余裕があるので猫をイジる。とりあえずイジってイジめる

ほ〜れほれ。寝ろ寝ろ〜

猫を愛でた手をしっかり洗ってから、買い出しがてら特別日1$とのことで魚に角質を食べてもらいに来た

(・・・チャポん)

フィッシュ・セラピーに用いられる魚はコイ科のガラ・ルファという魚である。西アジア(トルコなど)が原産で強い雑食性を利用しているとの事。

でかいでかいっ!

別に魚が好んで角質を食べてるわけじゃなく、藻や微生物がいない環境を人為的に作り出して、角質を食べさせる仕組みにしているらしい。そう聞くとカワイソウ

ぎゃあああああああ!前言撤回!

魚に足を食べられる恐怖を味わう。初め10分間はあまりのくすぐったさに悶絶。そのうち感覚が慣れてきて足裏ツルッツルのツルッパゲになる!とりあえず食われた後は、不衛生なので宿にて足を洗う(しっかりと石鹸で)

その後にヨギ氏と再会。私のススメで近くのハラール料理店へ

ハラール料理なるものがあるのか?!とこの時初めて知ったのだが、ヨギ氏曰く、細かく戒律がある料理であるとの事。イスラム教徒が豚やそれに派生するもの(豚の加工食品、豚骨ラーメンなど)はダメというのは知っていたが、屠殺の方法や(喉を切ってから完全な血抜きを行うらしい)野菜などの管理にも豚が関与してはいけないというのは初めて知った。

豚は不浄の生き物とされているっていうね…

びっくりしたのが何食べても超美味しい!食べ方もヨギ氏の見様見真似で右手のみで食べる。当然、料理の写真は撮れない。

ヨギ氏「インド料理の中でも特にホームメイド(家庭の味)な料理の味わいだ。レストランでは味わえないね」と絶賛。料理長は18歳からデリーの高級ホテルで働き修行をしてきたという。My Best Of The Indian Restaurant!

その後、かなりのお腹いっぱいマンでフラフラしながらヨギ氏の宿へと遊びに行く。そこには例のフレンチカップルやその他のサイクリストもたくさん泊まっていた。写真左側はジェイドさん。国籍はおそらくフランス人かな。英語すごくペラペラでネイティブかとも思ったけど。彼曰く、「昨夜食ったゲテモノの中で1番美味いのはタランチュラだったぜ。HaHaHa」である。旅の経験値&食の経験値的にも彼には及ばないなと悟った瞬間である。

朝食 3$(約340円)

コーヒー 2$(約226円)

サンドウィッチ 1$(約113円)

食パン 0.5$(約57円)

半額クロワッサン 0.75$(約85円)

フィッシュセラピー 1$(約113円)

夕食 7.25$(約821円)

マンゴーシェイク 1$(約113円)

合計 1,868円

走行距離 40.4km

積算距離 7653.1km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。