【総評】東南アジア&オセアニア 旅 2018

2017.9/1〜6/28 合計286日間

全走行距離   20,164km

1日平均 約70.5km

全使用金額   1,083,129

1日平均 約3,787円

航空機代 126,575円 内訳(バリ→パース 17,584円・ブリスベン→クライストチャーチ 34,201円・オークランド→東京 74,790円)

  • 準備にかかったお金(概算)

中国VISA代行手数料 14,000円

大阪南港→上海 27,000円

損害保険ジャパン日本興亜K21タイプ(最長1年) 228,840円

解約二ヶ月前返戻金 +52,370円

予防接種(狂犬病・A型肝炎・腸チフス・破傷風) 83,160円

合計 300,630円

  • 自転車本体、及び荷台のみ(アクセサリー・カバン、装備類含まず)

EZO CYCLE×TOMODA CYCLE合作 462,132円

  • 最終的に、おいくら万円?

総合計 1,972,466円

始めに考えていた1年の旅程を、約2ヶ月前倒しで完走させた今回の旅。行く前と行った後で、様々な考えが自分の中から変わっていくのを感じた。その最もたる例は、海外を自転車旅しただけで、恐ろしく自信が持てたということ。その自信とは、自分の中でしか掴めないボンヤリとした空気のようなもので、決して他人と比較した上での脆い自信では無いということ。常々、ゴールを決めてそこに向かって爆走するというシンプルな日々を送りながらも、初めて見る景色や初めて通る道に感激・感動もしたし、行く先々でトラブルにも見舞われたが、極力少なく済むように初めから準備をしていて正解だった。人生は何が起こるかわからないからオモシロ可笑しいものだが、臆病ながらも出るとこは出ていくという自分の性格にも強くマッチするのが自転車旅行だと強く思う。

人とのコミュニケーションだってそうだ。行く前は煩わしさが先行して、あまり出逢いとかそういうのに固執したくないと思っていたが、いざ旅が始まると新たな出逢いというものが楽しみの1つとなった。やはり、見知らぬ人からの突然の親切や交流は、いつだって刺激になるし嬉しいものだ。話す前は警戒していても、打ち解けると自然と笑顔になれる。そんなココロの余裕が、今回の旅で掴めたのも嬉しい事実である。

話を純粋に自転車旅行に戻すと、メンタルとフィジカルの双方鍛えられたと思う。ブログのタイトル通りに、初めは”チャリンポラん”で漕ぎ進めて行こうと思うのだが、それは性に合わなかった。1日の走行ペースを100km以上と設定した上で、自分の中でのミッションとして取り組んだ。どうしてもゴールに辿り着けない時は積極的に夜間も走った。それが何のためなのかは、今でもわからないが、ただの自己満足を併せ持つ1人の男の使命感があったのだろう。

遂には話が壮大になるが、今の自分のおこないはA.I.(Artificial Intelligence)には真似ができるわけがないと、、、どんな科学技術が発達してもたどり着けない恍惚感を味わっているんだ、、、と強く思う事となった。やっぱり、アナログながらも自転車は人力で移動するための宇宙一素晴らしい未来の乗り物なんだということも感じた。

終わってみれば、たったの10ヶ月だが、私の中では3年分もの時間を放浪していたように思えて仕方ない。だが、実際に時空や時間は意味をなさないほどに充実したのだろう。この旅行がこれからもコンスタントに”続ける事”ができれば、自分がどこまで成長できるのか楽しみで仕方ない。

重ねて言うのは、決して他人様と比べての進化でもなければ、社会的に成功を為した物語でもない。これからどう生きて行くかのベースのベースとして自転車は私の常に真横に寄り添うだろう。いや、自転車は乗るものだから私のおケツに収まるだろう。

それでは最後に、ザックリと私の中での総合的に独断と偏見で良かった国を挙げておこう

  1. ラオス
  2. オーストラリア
  3. タイ
  4. マレーシア
  5. シンガポール
  6. ニュージーランド
  7. ベトナム
  8. インドネシア
  9. 中国
  10. カンボジア

一つ一つの細かい評価が気になれば、それぞれの【漫遊】のページを見てほしい。

このブログを主に見ていたであろう実のお姉様や、友人の山田君や田口君、バッグデザイナーのTさんや塗装のプロのTさん、閲覧してくださった全ての方にも厚く感謝申し上げます。

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。