カットバ島を自転車で!10/19ベトナム4日目

※数十年後の私だったりして

ああ、んもう!

洗ったのに乾いたら実はまだ汚れてましたのパターン!バッグも綺麗に使っていきたいので朝4時から神経質に拭き拭き。

どれだけ拭いても完璧には綺麗にならないが、まあ及第点でしょう(どうせ雨降ればまた汚れるだろうし)

世の中には神経質な長期自転車旅行者も存在するのですよ。

ああっ、んもう!破れとるやんけ!

とはならない。これは良い感じにボロである。これが帆布やレザーだったりしたらもっと味が出るのだろうなあとは思うけども。経年変化に興味ない人からしたら「買い換えろ」の話なんだろうけども。

毎晩、きちんと洗濯してちゃんと乾かすのも日課である。洗濯術についてはまた別の機会に。

予定よりも1時間遅くにチェックアウト。8:00に昨夜のレストランで朝食を。昨夜と同じメニューが頼んでもないのに出てきた。俺が作ったんだゼ〜?どや?のノリで挨拶しに来るベトナム人シェフ。わかってらっしゃる

さあ、本日は自転車と共に行けるか未確認のカットバ島へと向かう。自転車乗せて行けるかどうか。

とりあえずはQL18号線から延びる橋を走り、フェリー乗り場があるTuanChau島へ

道路標識を見ながらCAT BA(カットバ)と書いてある方向を目指す

これ許可取ってるの?

同じネズミのキャラ。ピカチュウもいれば良かったんだけど

ハロン湾を周るクルーズ船もたくさん就航しているがカットバ島行きのフェリーは奥の方にある。ちょうどこの辺

おお、ハロン湾の一部も遠くに見える!

早速、こちらの事務所で自転車持ち込みの件を聞いてみることに。シンチャオ〜(こんにちは)

あっさりOKをいただく。説明してくれたタイさんが英語ベラベラで聞きたいこと全て聞けた感じ。しかも、お手製の地図を描いてくれてオススメのルートやフェリーの時刻、A〜B地点の距離なども、こちらが聞く前に教えてくれた。気の利く素晴らしいベトナム人に出会えて感激。

タイさんのおかげで気持ちよくカットバ島をカットバせそうです!

タイムスケジュールはハイシーズンとローシーズンの2タイプに分かれており、現在は閑散期のローシーズンにあたる。なので1日5本の運行が1日3本のみと減らされている。現在時刻は9:15。次のフェリーが11:30発なので少し時間がある。

自転車の手荷物料金はなんと0円。かかるお金は片道8万ドン(約400円)

周辺には24H営業のATMもある

チケットカウンターは就航時間近くになってからオープンするのでチケット購入は後回しに。時間があるのでカフェでwifi使いながらベトナムコーヒーでも飲むとするか

  

初のベトナムコーヒー。東南アジアのコーヒーは甘すぎと聞いていたがこれは程よい甘さとビター感もあるので平気。

朝からの〜んびりしちゃったのである

11:00ごろ チケット購入

私だけ自転車である

時間になると係員が誘導してくれるので従い、進む。フラットな造りの船である

いざ、カットバ島へ

のろのろと船はゆっくり進む。海面が近い

波もなく非常に静かに景色が流れる

閑散期ということもあって乗客も少なめ

モゥベア
ここでポックンを撮ってちょ

さて、私も景色を撮ろうぞ

パシャ

地元の漁師さんかな?

おお。1枚の旗が浮かんでいる。ロマンを感じるね〜

世界遺産であるメインのハロン湾は通らないが、それでも世界遺産を見ている気分である

ベトナムの伝説の龍が降り立つ話や奇岩の成り立ちなどのウンチクは今はいい

何かが始まりそうな予感がする岩の間をくぐり抜ける

船のスピードがゆっくりだからこそ情緒を感じれる

曇天だがそれはそれで良し

船上で知り合ったスペイン人のマイクの後ろ姿もパシャり

ポツンとある岩。もう何万年、何十万年それ以上、お前はここにいるんだろうな。寂しくないかい?

カットバ島がようやく見える。スローな船旅およそ1時間で終了

乗客はアジア人よりも欧米人が目立つ

船の上ではスペイン人のマイクと少し話したが写真は撮れてない。緑のバスに乗車している。彼はカットバシティに1週間滞在するらしい。

バイクやバスが颯爽と町の方へと消えていく。

ん〜 この秘境感たまらん

さて、走りだそう

前からはレンタサイクルのMTBで欧米人女性2人組が向かってくる

すごく静か。これは音楽を聴く環境ではない。自然のダイナミズムを聴くべき

聴こえるのは風の音、鳥のさえずり、たまにエンジン音、そしてクラクション

道案内を絵で描いてくれたタイさん情報だとアップダウンは前半と後半に集中しているとのこと

前半一気に登る

そこまで暑くならないし気候も良い

進みます

ガタガタ道を進みつつ、景色も眺める

と、ここらで舗装路に。

突き進める

ちょっとした集落を通過

ここでは牛も放し飼い

車もバイクも人もいない

13:30ごろにはご覧の青空

日差しも熱くなく、風はほのかに冷たくて実に快適

ルート真ん中あたりのターミナルかな?

広々としている

島は青空に限るね!

青空と木々の緑が映える

自然の中を走ると都市部を走るのがだるくなるなあ、とふと思う。だってこんなに快適だなんて!

たま〜にお店があるくらい

はいはい、そこのゴロリ君。フライドライス1つくださいな。よろしく

と、自転車前には上半身裸のお爺さんが!

このかた、どうやらこの食堂の隣の民家に住んでるらしい。ホーチミンの元・警察官だったらしく、ヘルメットを自ら被りだす

数十年後の自分『チャリんポラんでも今を生きるぶぁい!どうもっ、わての名はKEN!』

カメラを構えるとご覧の通り、ノリノリである

何故か飯をオーダー済みだというのに、お爺さんの家へ

そしてガチで元・警察官。というか軍人に見える

現役の頃から写真はお好きなようで。お茶をいただきながら何やらお爺さんゴソゴソとアルバムを持ってくる

何故か異国の観光客との2ショットを100枚以上見せられることに。お爺さんの英語力はThank youとVery good、Police officerくらいで、後はこちらの質問には答えてくれなかった。単に私の発音の問題かもしれんが。

ちょっと強引で女性側引いてるように見えるけど?

なにこの組み方!カップルでもこんなの見たこのないぞ。ってな具合の写真を延々と披露される。面白いんだけどね、せめて腹を満たしたい。ああ食べたい、もう絶対出来上がっとる

やっぱり出来てた

美味しい。そしてお爺さんとの時間を思い出しながら元気をもらう!進むぞ!

後半戦登りきったところに山羊〜

後半戦下り

下り速度と風で、かいた汗が一気に蒸発していく

この分岐点をかっ飛ばしてカットバシティに行きましょう

ウォッチャー
ちょっとギャグが寒いな。誰でも思いつきそうだし

この分岐点ね

さて、ベトナム人は本当に親切で優しいのだが、それも度を超すとただのお節介となり有難迷惑となるわけで。こちらで飲み物を飲もうとしたところ、バイクタクシーのお兄さんに15万ドン(約749円)の良い宿紹介してやるよと促される

それに加えて、私がオーダーした飲み物も奢るという。いや、待てよ。このパターンは案外カモられているのでは?と勘付く。そして飲み物1万ドン分(約50円)を奢ろうとしてきたが断り、自分でペイする

一応、バイクのお兄さんがいうように15万ドンの宿まで行ってみたが、ロケーションとしては町の中心でフェリー乗り場も近くて良い。しかし部屋の内装と建物の雰囲気から割高に感じた。しかも、ごり押しなのが余計に怪しくて、一旦はフェリー乗り場に行くと伝え、その場を後にする。

こちらがそのフェリー乗り場。高速船でハイフォン市まで約45分ほどで行ける。ちなみに自転車も載せれるとのこと。

大体、自転車込みで20万ドン(約999円)ほどかかるらしい

町は意外と栄えてて秘境感ゼロ。立派な観光地である

ホテルやレストランも観光客向けですな。Booking.comで他のホテルやゲストハウスを調べると、さっきの15万ドンのホテルより安いところがザクザク見つかる!なんだ〜それならバイクのお兄さんが案内した宿はやめとこ!

神秘的な形の雲

地元民の漁船

突如、現れた白い子犬

中々、すばしっこい

通りがかりのフランス人のトムと知り合い、立ち話をしている時に、別の宿のオーナーから勧められてこちらに。

値下げして13万ドン(約650円)勧誘された部屋より遥かにこちらが綺麗!エレベーター付きだし

オーシャンビューだし

夜はぶらぶらと港を歩く

ライトアップされとる

この通り、レストランは欧米人だらけ。ベトナムに来てパスタ食うのも自由よ

何気にベトナム初のスーパーである

レンタサイクルでしょう!

私はここに来てまでパスタや高いお金払ってレストランへは行かないことにする。屋台でXAI(サイ)なるおこわをいただく。

もちもち米うまい

最初、おこわにプラスしてこちらが3本付いてきたけどちょっとヤメておいた

隣ではバインミーをいただく

ちょっと前から薄々気づいたが、バインミーの具材ってお店やエリア独自なのね。これは豚のケバブだし

カットバのネカフェである

地元民向けの食堂は路地にある

おしゃれなBAR

普通に綺麗なお店も多いね

ひょうきんなベトナム人も多いし

商店も充実

お土産売り場もあるし

私はドライチップスやマンゴーを購入。

ジャックフルーツのドライチップスである。ドリアンより臭くはないが若干臭い。一口目はさつま芋のような風味で噛めば噛むほどフルーティーな少し酸味のある味わいになる何とも不思議な味である。美味いか?と聞かれれば腹減ってる時には美味いと答えたい。ちなみにジャックフルーツは世界最大の果実として世界一のギネス記録を保持してます。

マンゴーはレジのおばちゃんが剥いてくれた。安定の美味さ

個人的にはこのマンゴードリンクはオススメ。果肉も入っててマンゴー好きなら気にいると思う。マンゴー果汁30%だが十分濃いマンゴー感味わえますよ!と、カットバ島を明日はさらに回ってハイフォン市へと向かうことにする!

朝食 7万ドン(約347円)

コーヒー&レッドブル 5万ドン(約248円)

フェリーチケット 8万ドン(約396円)

トイレ使用料 5千ドン(約25円)

オレオ 2万ドン(約99円)

昼食 4万ドン(約198円)

宿13万ドン(約649円)

水1.5L 9千ドン(約45円)

ジャックフルーツチップス100g 3.5万ドン(約173円)

バインミー 2万ドン(約99円)

ベトネム式おこわ 2万ドン(約99円)

マンゴージュース 1.5万ドン(約74円)

マンゴー 2万ドン(約99円)

合計 51.4万ドン(約2,568円)

走行距離  31.5km

積算距離 3400.6km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。