リンゴだってその辺に実る!6/7ニュージーランドday7

※野生のリンゴ〜

※図書館横の暗がりで泊まった

早朝5:00。町中でのテント設営は住民やレンジャー隊に見られる前に速やかに撤収である。日頃から早起きは得意なので、こういう面でもつくづく自転車での旅は私に向いているという印象。それに、夜中も降り止まぬ雨の音に、ときどき目を覚ましながら迎えた朝である。

場所をバス停に移動してからの、朝食の準備へと。慣れてしまえばどこでもキッチンに生まれ変わりますよ

ラムチョップにパルメザンチーズかけて粗挽きの塩と黒胡椒で仕上げ。その後はラーメンとパンも食べる。食べ過ぎなくらいが、荷物満載のサイクリング前に丁度良い。

※果物のオブジェ

却って、朝食をシンプルすぎるものにすると、すぐ腹が減り走行性能が落ちる。ガッツリと出発前にいただくほうが、昼過ぎまでエネルギーが保てる。常に食の事について考えてるのは、すぐ腹が減る体質のせいである。そのくせ、全然体重は増える気配は無いので、燃費の悪い身体の構造である。食糧難の時代が来れば、真っ先に死ぬタイプだな

本日の目的地はQueeestown(クイーンズタウン)距離にすると僅か60kmほどで楽な走行である。ではでは!

今までも見てきた道路案内表示である。Take Extra Care(要注意!)の表記はいつ見ても身が引き締まる思いである。

実際、昨日滑って転けた時も、ささやかな死の恐怖を味わえたわけだし、あんな思いは二度としたくない。世に溢れる命を懸けたアクティビティやスポーツ(バンジージャンプ、スカイダイビング、モトクロス、MTBなど)に興味が湧かないのも、臆病な側面からきている。

※谷間を進んでる感

私の自転車旅行は、一般車道で舗装路を走る旅であり、そこはスリルを求めたりするアドベンチャーではなく単なる移動である。そんな移動の最中で、怖いのは後方からの車の追突事故が主である。意外と交通量の多いクイーンズタウンへの道のりであるが、一瞬一瞬がいつ追突されるかわからない恐怖はある。

でもって恐怖を上回る嬉しいシーンに遭遇!

これこれこれっ!こういう野生のリンゴを見つけた喜び!単なる移動だったのが、今は果実採取の旅へと変わった瞬間!

欲を出せばキリが無いし、このくらいにしておこう。荷物もね、より重くなっちゃうしさ。

お金払って食べるリンゴと違って、甘みよりも酸味が強い。ひと昔前の果物は、今みたいに甘ったるくなくて、こういう野生味溢れた酸味があったのだろうな。実に爽やかな果汁の喉ごし!

これだから自転車旅は面白い。確実に車移動なら、先の林檎の樹は見過ごしていたわけだし。

この景色が、The Lord Of The RingのMordor(モルドール:悪の冥王サウロンの影の国)っぽく見える

↑モルドール

Rivendell(裂け谷)っぽい

↑裂け谷

最初は単なる60kmだと思っていたが、昨日の走行よりも確実にこたえる道のりである。向かい風なのは相変わらずだが、アップダウンが多くて辟易。ちなみに明日は更に上るようで嫌々ながら楽しみだなぁ

晴れ間が差すと、景色が綺麗!空気が澄んでる!初めて見るPAK’n SAVE(パックンセイブ)にも寄ってみる。まとめ買い向けな大型店舗であり、普段の買い物には使いづらい印象である。それでもチョコレートは購入!

見えてきたのはクイーンズタウン。アホみたいな斜度の下り坂を下る。これ、明日は上る羽目になるんだよなー

ザッと町並みをブラり

アウトドア店も幾つかあるが、どの品物も日本で買うよりも高い!本来ならメリノウールのタイツでも買おうとしたが、財布と相談して断念。というか、明日以降は北へ北へと向かうので必要ナシかなと。

さっさとYHA(ユースホステル)へと。自転車旅行者割引き(Low Carbon Traveller)を使って32.5%引きで宿泊できるのが素晴らしい!

キッチンも広い!下手なゲストハウスよりも何倍も素晴らしいぞこれ!

お米も買ったし炊ける時は炊いておきたい。そして、カレーを作ってみようかと思ったり。

※久々、美味しい

隣のキッチンでは日本人っぽく見える人が!現地のNZ人と話してる時に、彼が日本人だということが判明!ならばと、色々話を交えて談笑を。

※おかわり

ワーキングホリデーでの話や、釣りの魅力に関する話などを聞く。個人的に釣りは今後やってみたい趣味である。だだ、釣りにも色々な世界があるらしくてややこしい。自転車の世界と同じで、多彩なジャンルがあるようだが、私は釣った魚を食べたい派なので海釣りタイプの釣り人になりそうだな。その内、釣竿引っさげて海沿いを走るフィッシャー・サイクリストになったりして。

PAK’nSAVE Queenstownにて(Choco.Licorice) 7.48NZ$(約577円)

countdown Queenstownにて(Beef Rump Steak.Carrot,Mushroom,Grainwhite Rice,Noodles,S&B Curry,Snacks,Beef Lasagne) 26.6NZ$(約2,051円)

YHA Queentown Lake Frontにて(32.5%off by Low Carbon Travelers 23.1NZ$(約1,781円)

Rental Bath Towel 1NZ$(約77円)

合計 58.18NZ$(約4,485円)

走行距離 62.3km

積算距離 18699.8km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。