ゆきて帰りし物語6/25ニュージーランドday25

※ただいま

わかってましたよ、今日と明日がこの辺り一帯の天気が悪いという事を。どうか雨よ、降らないでくださいという願いなんか、ハナっから持ちあわせていないので、どうか雨よ、強く降らないでくださいと願うばかり。

※2日目のカレーはきちんと冷蔵庫に保管

今日の予定?オークランドへ向かうのに変わりはないのだが、今日は寄り道をしたいと思っている。しかも、ニュージーランドで最も期待を寄せている目的地へと行きたい。

※雨ひどくなってんぞー?

その目的地は何処か?

昨日、滅びの山に指輪を投げ捨てたので 、中つ国(The Middle Earth)に平和が戻ってきたので、ホビット庄にも帰れるってことで。そう!目的地はホビット庄!

※雨、止んでる〜!

あの指輪物語(The Lord Of The Rings、以下LOTR)の映画で出てきたホビット村のロケ地が、オークランドへ向かう手前の、Matamata(マタマタ)という地域にあるとのこと!これは行くしかないでしょうに!!

※と、思ったら大雨に降られた

全身ビショ濡れ。靴の中もグッチョグチョで。
おまけに向かい風で、ずーっと上りベース。そして、小雨は降り続ける。向かい風+上り坂+雨の自転車三重苦がのしかかってきてるー。

※再びWaikato(ワイカト)地方へ!

これもホビット村へ帰るため。たとえ、どんな雨が降ろうと必ず帰ってやる

…と、その後は下りベースでどんどん進んで行き、

※Tirau(ティラウ)の町はスルー

羊の建物を横目にサッサと目的地を目指したい

ここからあと20kmほどだ!

曇り空の中、ホビットの村を見て周るのかぁ。本音は晴れてほしいなぁ

とか、思ってたら青空が顔を覗かせたー!

丘が続くからね。上り坂が続く道の先にあるようで、、。

それでこの晴れ間ですよっと!!

今日は一日中、曇り時々雨の予報だったのに、バッチリと入り口に着いたら、太陽の光が射したっていうね!伊達に晴れ男じゃないわ(^^)

で、映画のセットがあるロケ地(この辺)には、必ずツアーに参加という形で、84NZ$支払う必要がある。カードで支払ったら6,604円引き出されたので、作品知らない人からしたら、なんスカ、この値段って思うでしょうね。

※ガンダルフのフィギュア 349NZ$(約26,313円)

隣のストアには色々な商品が販売されている。ガンダルフが一番好きなキャラクターではあるが、フィギュアを買ったり、作品モチーフのアクセサリーを買ったりとか、そういうのは興味なし。

そう!私は純粋にLOTRの作品が好きなだけで、二次製作的な何かはどうだってイイ!そして、どうでも良くないのが中国人の多さ!客の半分はチャイニーズです

※バスも99%満席

バス内のモニターで流れるLOTRのイントロにウルッと涙腺が緩む。そして、生粋のオタク監督のPeter Jackson(ピーター・ジャクソン)さんの映像に切り変わり、この広大な1,250エーカー(1,530,216坪)もの土地の一部を貸してくれたAlexander(アレキサンダー)家族に感謝も伝える。ってか、どんだけ広い土地持ってんだアレキサンダーさん夫妻(と、その息子さん)。

※そして、ツアーがスタート

OPのシーンで、ガンダルフが馬車に乗ってホビット村へと入って行ったあの小道…おいおい

感動しすぎて心が一時停止である。「うおおっ」とか「ぎゃああっ」とかの感嘆詞なんぞ出てこんぞ。もう、心の中が溜め息ばかりで、息を飲むとはこの事でしょうか。

お!左上にはあのビルボ・バギンズ(映画ホビットの主人公)とフロド・バギンズ(映画LOTRの主人公)の住む袋小路屋敷が見えている!ちなみに、屋敷上の樹(左側のみ)は人工的に造られたものだそう(ガイド談)

“パーティー関係者以外お断り”の看板!うおおお!←心の声

これが、上流階級の屋敷である袋小路屋敷!

ビルボ(マーティン・フリーマン)が座っていたベンチも拝めるなんて…。

ちなみに内部は見学できないが、ただの空洞である。室内はウェリントンにあるスタジオで別で撮ったそうだ。

フロドに仕える庭師のサムの家もご覧の通りである

※酒場である緑竜館が見える!

このホビット庄の土地だけで12エーカー(約14,690坪)あるとのこと。で、初期のLOTRのホビット村のセットは一度取り壊されて、ホビットの撮影が始まると再建されたという経緯を持つ。その際に、このホビット庄を末長く残せるように、現地の建築基準に沿って建てたとのこと。その期間はおよそ9ヶ月!工事に尽くしてくれた多くのハードワーカーに感謝である。

ツアーも最終工程。アルコールやソフトドリンク、コーヒー、紅茶のどれかを1人1杯無料で選べる。なんと、ジンジャービール(ソフトドリンク)も選べたので、冷えた身体に冷えたビールを注ぐ!

そして暖まる

いやぁ。実にあっという間の1h30minである。

無事にツアーが終わったのだが、帰国したらLOTRとホビットの全6作品観直すぞー!!って思ったね。

余韻に浸りたいので、本日の寝床は映画セット地から2kmも離れていない有料のキャンプ場にした。閑散期でお客さんも少なく、今朝生みたての卵も購入!

※キミの黄身、モリ上がってるねぇ(グヒヒ)

とか、最後にMade in ホビット庄(正確には違う)の卵で目玉焼きを頂く。ああ、私は今まさにチョビッとだけ、ホビットなのだ。期待はしていたし、この感情思い描いていたが、期待値を遥かに越えた大満足の一日。もうね、そこまでは思いがけねーっつーの(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

Hobbiton Movie Set Tour 84NZ$(6,604円)

Brocks Place for Camping 8NZ$(約604円)

This Morning Fresh Eggs×4 2NZ$(約151円)

合計 94NZ$(約7,088円)

走行距離 74.2km

積算距離 20091.2km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。