※トリッキーすぎる
時刻は4:30ごろ。例のレンジャーが再び参上である。この辺り一帯は観光地なのは勿論、近所の人々が早朝から利用する公園でもあるので、寝袋その他一式の片付けを速やかにする必要がある。ゴールドコースト全体のエリアについて言えば、そういった浮浪行為というものを全面的に排除するといった姿勢が見受けられる。それ故に、都市の真ん中に設営するテントは心証が良くない。住民からのクレームや、実際にトラブルも多かったのだろう。
4:30オープンのトイレには、ホームレスへの支援の広告。排除ではなく、救済でもなく、あくまでもサポートとして取り組んでいるゴールドコーストの意識の高さは素晴らしい。
とか、のたまってる暇は無し。増えだす住民を余所目に、ラーメン出前一丁とんこつ味を食す。少し雨が降り出してきたが、屋根下なので気にはならず。
それはそうと67日目にして、本日でオーストラリア内での走行最終日。大きくて綺麗な虹が私を祝福しているかのように架かる。
※ケバブ買いに来た
たった67日かー。感覚的に1年以上も旅をした気でいる。それだけ毎日がスペシャルで、驚きと感動の連続の濃い毎日だったのだろう。それはそうと、お目当てのケバブは買えず終い。てかオープンしているのに店員がいない。おい
戻ってみると、バイクパッキングスタイルのカッコいい自転車あり!
※オーストラリア人の好青年!
ジャイさんはブリスベンのサンシャインコーストに住むサイクリスト。実は、今日が彼の初めての自転車ツーリングの初日だという。それはそれは記念日じゃないか!片や、私は最後の走行日なので妙な連帯感を感じた。ここで、バトンタッチというか、南オーストラリア州でいただいたBluetoothスピーカーはこのイケメンに譲ることにした。尚、地元からここまでは電車で輪行(自転車はそのまま持込める)してきたそうで、値段も10A$(約825円)で済んだという。
そういえば、これからブリスベンでお世話になるジョンさんとキャロリンさん夫妻にも「ゴールドコーストからブリスベンまでは電車がオススメよ。何故なら、自転車で走る道は複雑でややこしいから」と聞いていたのだが、そこはちょっと確認の意味を込めて、チャレンジしたいと思う。
ご覧の通り、車とバイクしか通れなくなった高速道路。おそらく路肩が狭いし、交通量もかなりの多さなのだろう。
※Worner Brothersのテーマパーク
高速道路に沿って下道を通っているのだが、むしろ走りやすい。実に快適ですぞ?
※奥に見えるはDream Worldという遊園地
この調子で高速道路沿いに進めば、楽勝でブリスベン到着ではないか!
今までが幸せなだけでした。何故か進むべき道がコロコロと変わる複雑さ
地図のナビゲーションに従って進んでいるのだが、車道は何故か一方通行で走行できず、歩道兼自転車道を走行するハメに。ある一定の道をずっと進めば目的地へ着けるというのは幻想のようだ。
※高速道路を跨ぐ
ああ、高速道路走れたらどれだけ楽なのだろうか。もし、路肩の広さに余裕があって、法的に走行可能であれば一目散に合流したいよ。
沿って進むと、高速道路へようこその入り口である。気持ち的には行きたいけど行かない。、、、じゃなくて行けない。
最終日の記念を呪ってくれてる?壁のような坂道がお目見え。おまけに、高速道路から大きく外れて余計な距離を走行。たまったもんじゃない
紆余曲折して、汗だくになりながら自転車専用道へ。右手側には高速道路で、これで進めることができれば、ブリスベンの街中へ行けそう
地図アプリがなかったら、迷子必須のブリスベンへの道のり。お昼は作る場所も見当たらないので、カレーを食べに来た
あぁ。前半で思いっきりグルグルと寄り道させられたので疲れがドッとのしかかる。それにしてもカレーが美味しい。
その後、V1 Velowayと呼ばれる自転車道へも合流である。
見よ!この複雑さ!左から高速道路・自転車道・バス専用道である。一体、歩行者はどこを通るって話で、この下には更に自動車道路があり、そこの側道が歩行者道であった。
そんなブリスベンの街中へようやく進入開始である。電柱には”自転車盗まれました。情報求む”の張り紙が。治安は悪そうである。
ふぅ。このビル群を眺めるのにどれだけ回り道をしたか。せめて晴れてくれれば景色は綺麗なのだろうが、曇っててイマイチである。おまけにブリスベン川が茶色い。あと坂道多い。
街中は自転車道が張り巡らされてて、慣れたら快適そうである。初見だと迷路のようだけども。
無事に、ブリスベン空港近くのジョンさんとキャロリンさん夫妻の素晴らしい邸宅へ到着。ゲスト専用のベッドルームが素晴らしく清潔で広い!
※こちらは2つある内の1つのリビングルーム
それにしても、海外の家の大きさというか、暮らしやすい造りの設計というか、質の良い生活が送れるロケーションというか、全てが羨ましい限りである。彼らはサイクリストなのは勿論のこと、ハイカー(ハイキングする人)でもあり、室内には至る所に旅の風景の写真が飾ってあった。
夕方からは、近所に住むピーターさん一家とBBQパーティーを楽しむ。ピーターさん一家は東京と京都への旅行をした経験があり、とてもフレンドリーで楽しい夜を過ごせた。食後はキャロリンさんの手作りデザートも楽しめてとても幸せである。フライト日である6/1までジョンさんとキャロリンさん夫妻のラブリーな家に滞在します。
Coles CS Labradorにて(Kit Kat,Pringles) 3.2A$(約264円)
走行距離 90.2km
積算距離 18117.3km