※少年チン君と自転車をパシャり
目覚めたのは6:00ごろ。本当に恒例になってしまったブログを書きかけながらの爆睡。明かりも付けっぱなしで変に寝違えるのも毎朝の日課になってしまった。サクッとブログの編集をして宿を出るのが9:00ごろ
宿の調理場にある浄水器から水をいただく。生け捕りにされた鳥たちは今晩の食事に使われるのかな?一般家庭の台所事情でも切り売りの肉ではなく、捌くところから調理するのがワイルドでスゴイ。新鮮な肉が食べれて少し羨ましくも思う。
さて、朝食を摂ろう。宿付近のいくつかの食堂に行ったが開店前か何かで全て断られることに。消去法でバナナ。
このいかにもモチモチしてそうな外見
包丁で小分けにカットしてもらう
うん!やはりモチモチ。そして食べきりサイズなのがいい。ふと、思ったがこれにチョコレートシロップでもかけたらもっと美味しいだろうなと。蜂蜜でもいい。液体なら溶ける心配もない。見つけたら買おう
自転車燃料としてバナナ7〜8本で走行開始。すぐに別の食堂を見つけて+アルファの補給に。
メニューも値段もわからないけど、とりあえずお米食べたい。
お米食べたい
麺も美味しいんだけどエネルギー源としてイマイチである。それは何故か?麺と同時にスープも胃の中に入るので後のペダリングに支障が出る。腹が水分で膨れるようなもので消化も早いのですぐに腹が減る。それでも味は感動レベルで美味しいんです。美味しんだけど自転車旅には不向きかな。
生野菜が危険とか、そういう意識は全く無くて完食。その辺に生えてそうな青臭い味だったり、独特の香りや苦味のする味だったりで、何か健康的になりそう。
完食後、走行再開。
本日はハロン市に向けて西へ南へ。
ふと、動物の断末魔の叫びがこだまするので近寄ると、無理やり豚をトラックに詰め込むシーンに出くわす。普段の生活で、哺乳類の断末魔の叫び声なんぞ聞かないからやけに耳に残る。それを聞いて私はどう思ったか。
これについて書いてしまうと本旅行と脱線に脱線してしまうので割愛。端折ってまとめると、日本では中々味わえない経験ができるのが素晴らしい。
12:30ごろ 意外とアップダウンが続くQL18号線をパシャり
とあるガソリンスタンド。中国とは大違いの綺麗なトイレ。個室も洋式トイレでホース式のウォシュレットが付いている。またトイレ用のペーパーも備え付けられているのにはビックリである。
トイレだけでなく、国が変われば道路標識も変わる。これ「ここから市街地入ります」の標識
赤線でスラッシュされてるこちらが「市街地終了!」の標識。地味にあると便利な標識である。
15:30ごろ 屋台を期待して通った現地マーケットには無し。
どこもかしこも野菜・果物・古着などしか売ってない
即席の床屋はちょっと珍しいのでパシャり。私は髪は切らずに伸ばします
何とか食堂や屋台を探しに、ぶらぶらするも、、カラオケやそもそもが準備中のような店ばかり
ようやく離れたところにイケそうな食堂を見つけた。米が食べたい
米が食べたい
英語も通じず、食べ物食べたいのジェスチャーをすると作ってくれたのが牛肉のフォーである。
水分で腹ぱんぱん。こちらの109なるサービス施設には、大型バスが複数台停車し、続々と中国人を降ろしていた
途中、露店で購入したパンをガソリンスタンドで食す。パンの上にも国旗の星のようなデザインがある。
これが案外どうしてか美味しい。
ガソリンスタンドでは子供達と記念撮影することに^^ちなみにこの子たちは給油所のオーナーの息子達のようだ
名前を聞くと彼はチン君という5歳の少年だ。ちょこまか動き回り、デジカメが非常に気になるのかやたら触ってくる。ザ・わんぱくと言ったところだ。自転車も気になるのかやたらと触る。ベルをやたらと鳴らす。
そんな彼目線で撮られた私「いえ〜い」
チン君撮影のお兄ちゃん。撮り方うまい
このままだとデジカメの故障が怖い。私の私物にちょっかいを出すチン君はお母さんに10秒に1回のペースで怒鳴られていた。そして夕食の誘いを受ける。一瞬迷ったがこれも何かの縁でしょう。素直に甘えることに。
彼と接していると甥っ子を思い出す
お茶をいただきながら夕食まで休憩することに。最初お客さんかなと思ったが父親であるオーナーのツァンさんである。
19:00ごろ 初の一般家庭での夕食をご馳走になる。もう嬉しくて嬉しくて。。ベトナムは北部の場合は食事マナーがあるとは知っていたが詳細までは把握しきれていない。それでもオーナーのツァンさんの行儀を真似てれば大丈夫かなと。おちょこサイズに注がれたのは初めはお茶かと思ったが酒だったという。(飲んだら乗るなの図式が出来上がる)
写真をこれでもかと撮りたい欲望を抑えて食事に専念する。この魚の料理が一番美味しかった。ココナツミルクがベースかな?アクセントに唐辛子と刻みニンニクに溶かした醤油をチョイがけで食べる。
そこからは乾杯を何度も繰り返す。あ、これがベトナムの流儀なのか。酒は飲んだしお米も食べれたし幸せである。そして食後には奥さんのスイさんがフルーツを剥いてくれた。スイさんは小学校の先生をしてて英語が少しわかる。ベトナムの女性は家族や従業員のために食事を作ると言っていた。確かにテーブルを共に囲んだのは家族だけではなく従業員もいたのだ。
チン君の手垢でレンズが曇るの図。そろそろ長居も終わりにして、出発しようとしたら「ここに泊まりなさい。明日行きましょう。寝室はたくさんある」との誘いを受ける。夕食までおもてなしを受けて泊めてもくれるなんて。。本当にありがとうございます。
敷地内は本当に広くて、従業員の部屋に誘導される。誘導してくれたのはシーさんという男性従業員。ベッドに座っている彼がそう。
ふと、明日の天気も気になるところ。今日と同じような小雨であれば良いのだが。初の海外でここまでのおもてなしを受けて、現地の言葉で「ありがとうございます」しか言えないのがもどかしい。シャワーもwifiも使えるし、酒の効用もあってか心地よい眠りに誘われる。
バナナ 2万ドン(約99円)
最初の麺 3万ドン(約148円)
牛肉フォー 3万ドン(約148円)
国旗パン×2個 1万ドン(約49円)
宿 おもてなし
合計 9万ドン(約444円)
走行距離 71km
積算距離 3286.8km