【履物:1】 BEDROCK SANDALES – Cairn

カリフォルニア州・リッチモンド発のミニマルなサンダル。ケルンというモデルである。山でも街でも自転車でもどこでも大活躍のサンダル。正直、自転車に靴では私のスタイルには合わない。まずは蒸れるという点。ついで自由度の点。

蒸れというのは厄介で長時間履いて漕いでると自ずと蒸れてくる。そして足がむくみ出してパンパンになる。これがものすごい不愉快。また指が押し込められて窮屈で思うようなペダリングができない。自由度に関して言えば、靴の場合は”雨が降る→靴が濡れる→さらに不愉快”となるが、サンダルだと元々濡れても気にしなくなる。そして5本の指もフリーで動かしやすく、ダイレクトにペダルを踏める感覚が気持ちがイイ。尚、防水シューズや防水ソックスは今回のアジア中心の自転車旅では用途に合わない。寒い地域を走るならまだしも暑い国で防水素材は蒸れ度が更に増して不自由なだけだからだ。

ソールの厚みは14mm。これが何を意味するかは履いてる本人でもあまり実感ないが、まあ適度な厚みといってイイでしょう。長時間歩いて旅行するわけでもなく、そんな厚みがどうこうよりもグリップ力の問題の方が大事。

特注のVibram社製”Regolith”はグリップ力が強いソールらしいが個人的にこれはそうでもない気がする。何度もアスファルト上で滑りそうになった経験があるからである。これはソールの寿命から来るのかよくわからないが、ソールの溝はまだ深いままだし寿命ではなさそうである。じゃあ何が原因か?おそらくヘビーな自転車を押し歩く場合の荷重が関係してるのではないのか。ただミッドソール(足裏が設置する面のこと)上面は”GraniteGrip”といって水や汗に濡れても滑りにくい。また素材の凹凸が肌との接触面積を最小限に抑えてクリーンに保つ役割もある。どちらにしても自転車にはサンダルが私の中ではマスト。靴は冬季、もしくは寒い時間帯での雨天時仕様が主である。

KEENというサンダルも人気ではある。ただこのメーカーのサンダルはつま先が隠れてて一見安全に見えるが、隠れてるぶん指が使えないので不自由である。あとは私の足型に合わないモデルが多い。理想は軽さも兼ね備えた極力シンプルなデザイン。同じくMade in U.S.AのLUNA SANDALSもオススメしておきたい。