さよなら、謝謝。中国〜10/16中国44日目

※橋の少し先がベトナム。国境とは一体何なのか不思議に思う

早朝、風と雨音で目が覚める。元々、今日から数日は天気がぐづつくのは知っていた。雨の中を走る前提でいたのだが、12:00過ぎにチェックアウトして空を見上げるとラッキーなことに止んでるではないか!肌寒いけど雨じゃなくてよかった!

さて最後の中国をわずかな時間だが楽しもう。それと同時に色々とあった43日間を振り返る。。上陸時にスピーカーが無かった時、スピーカーの盗難届けの訴えに警察へ出向いた時、香港で思ってたよりも安くスピーカーを買えた時、後半スピーカーから音楽垂れ流して1人ライブ状態で珍走した時、、、本当にスピーカー尽くし色々とあった

宿からほど近く河にぶつかる。その先に見えるがベトナムの国境の街 モンカイである。

起床してから6時間何も食べていないのでとりあえず朝食を。越南=ベトナムの意味ね。フォーを早速こちらでいただくことにする。

ボリュームは少なめだが、今まで中国で食べた麺類とは違うので感動しながら食す。

とにもかくにも、ベトナム国境は平日の昼過ぎなのに中国からのツアー客やベトナム人だらけで混雑。手荷物検査もあり、自転車からバッグを外して機械へ通す。

その後、またバッグをセットするのだが地味に疲れるこの作業。この後、中国側でもう一度手荷物を全て検査機にかける羽目に。それでも自転車好きな係員の人もいて終始和やかな時を過ごしつつ、手続きを済ませる。

一本の橋が国境を結ぶ。上海からえっちらほっちら来た側からすると何処にでもある普通の橋にしか見えない。国境を越えるというドラマティックな響きもありやしない。それでもあの先がベトナムなんだ、違う国へ行くのだという期待感と不安感で身も心も踊る。本来、この世界にボーダーラインなぞ無いのに。人が勝手に決めた線を今、踏み越す

あああっ!あとチョットでさ、ベトナム!

KEN
もう中国の痰吐き魔やクラクションの合奏やインターネットの謎の規制から解き放たれる。美味しくて安い中国飯や、快適な宿の数々、走りやすい国道、日本人だとわかった途端に優しくしてくれるなど中国のプラスの面がたくさん見れた。出逢った人達全てに謝謝。そしてタイヤを転がせてここまで導いてくれた道路工事関係者の方々にも謝謝。もちろん日本のパスポートや私が日本人であったからこそ快適に続けられた旅。拡大解釈だが、究極は産んで育ててくれた父母に感謝である。

合計 チキンフォー 13元(約220円)

走行距離 2km

積算距離 3180.8km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。