【漫遊】カンボジア 旅 2017

2017.12/13〜12/30 合計18日間

全走行距離   1,149km

1日平均 約63.8km

使用金額  35,310

1日平均 約1,961円

  • 思い返せば、、、

何故か入国前から過度な期待をしていたカンボジアであるが、結論から言えば”もう走るために入国したくない“という極めてサイクリングで周るのには魅力に乏しい国だった。それは何故か原因を探ると大きく分けて③つある。

  • 第1位:道が悪い

堂々の第1位はとにかくこれに尽きる。全行程、思い返せば約90%以上も平坦路を走行してきた。ならばと第三者の視点からはサイクリング+平坦路=”快適”と思われるかもしれない。しかし路面の状況が本当に悪い。一見して視線の先には綺麗な舗装路が広がっているように思うが、雑なアスファルトのために小さい振動を常に感じる。その雑なアスファルトにも大小様々なグレードがあるが、酷い陥没などは無かった。未舗装路もあったが約1〜2kmほど。

  • 第2位:景色が悪い

これは悪く言っても仕方ないが、如何せん本当に景色に感動がないのだ。常にダラーっと広がる草原ばっかり。パターンとしては、草原・草原・「ハロー」の声援・集落・草原・密林・草原・「ハロー」の声援・集落、、大体このような道筋のパターンである。この味気なさに加えて猛烈な太陽の熱が降り注ぐ。ただでさえ、悪路を走行して気分悪いのに暑さが襲いかかる。トドメに無味の景色である。ベストシーズンであるこの時期にサイクリングしてこの感想であるから、酷暑期においては想像もしたくない。

  • 第3位:歴史が悪い

これもどうにもできない。過去のカンボジアの歴史は各々で調べていただくか、過去の私の日記を参照してほしいが、私はこの過去に大いに触れたくはないと思う。まだ国中がこのトラウマの影を潜めているというか、少なくとも走行中に過去の暗黒時代を思い起こすことがしばしば。行って見学できたのは良かったが、あまりにも引きづりすぎたかな。

なんか凄く悪口ばかりを言っているが正直な感想である。逆に良いところも3点に絞って挙げてみよう。

  • 第1位:世界遺産”プレアヴィヒア寺院”

個人的にここの崖上から見下ろせたカンボジアの景色は素晴らしく感動できた。地上にいるとあんなに嫌気が差すのに、山頂から眺めると凄く綺麗なのである。また、観光客も少なく、崩壊しかかった荘厳な寺院もゆっくりと味わえる。アンコール・ワットはもういいかな〜

  • 第2位:プノンペン&シェムリアップの滞在のしやすさ(特にシェムリアップ)

滞在のしやすさを挙げる時点で自転車での移動は推していない(笑)どちらもゲストハウスやホステルの1泊あたりの単価が安く貧乏旅行には丁度良いのだ。それに双方とも映画館があるので、最新映画を日本の4分の1の価格で鑑賞もできる。まあ、私が見つけた楽しみはこれくらいか。未体験だが、他にもある程度の規模の街は同じように楽しめるのだろうか?

  • 第3位:プノンペン&シェムリアップのグルメ、道端の屋台(カンボジア国内)

どんどん自転車旅行から遠ざかる内容。ずばりグルメである。その辺の安い屋台でも問題なく美味しいが、都市圏のピザ屋やハラール料理なども美味しかった。各国様々な旅行者に対応出来るようにしているのだろうか。国内にあるサトウキビジュースも安くて美味しい。ただ、このサトウキビジュースはベトナムでもラオスでも飲めるんだよね〜

うん。まとめて羅列すると自転車で走る醍醐味がないな。

やっぱり景色がつまらないと走っててもキツイだけだし。子供達の声援や人の温かさはたくさん感じる英語も理解してくれる人が割と多い。現に自転車荷台の溶接修理も2回ともカンボジアの職人にやってもらっている。食事も隣国のラオス、ベトナム、タイと比較しても手放しで絶賛はできないが、まあ美味しい米の量が多いのには感動したし。

でも!最初に記したように自転車によるカンボジア旅行はもういらない

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。