世界遺産の街って言うけどさ2/21マレーシアday9

※マラッカを目指す

※Masjid Hussain Seremban2というモスク

早朝5時ごろから”アザーン”と呼ばれる礼拝への呼び掛けが大音量で垂れ流される。4時には起きてテント内でPCをいじってたので別にそれに気を悪くしたとかではない。むしろ日本では経験できないモスク敷地内でのテント泊が実にうるさかった楽しめた。

さてと、お世話になったモスクを抜けて、ルート上を走ると何故かダート道へと迷いこむ

一応、先へ進むと大きな通りにぶつかるようで、

まあ、踏み慣れた道があるので、ここは直進しても大丈夫だと思うことにする

ほらね

では、早速朝食へ

ダイレクトに実演で作ってくれる出来たてのロティでもいただきますかね

マレーシアではまず必ずと言っていいほど、「ドリンクはいかが?」と聞かれる。そう聞かれるとついついオーダーしてしまう。

んで、頼んだのがMILO!

これ”ミロ”とは呼ばずに、英語圏やほとんどの国では”マイロ”と呼びます。GODIVAが”ゴディヴァ”ではなく”ゴダイヴァ”なのと同じですな

肝心のロティが登場。手でちぎって手づかみで食べる習慣のない日本人の私を配慮してくれたのか、あらかじめ千切った状態できた。ただ、雰囲気を味わいたい私は備えられたスプーンやフォークは使わずに手づかみでいただく。実に出来たてで美味しい。

※マレーシア新聞の漫画ページ

この後もナシゴレンを食べたりして朝食を楽しむ。会計は「5リンギット(約137円)でいいよ。」と店主にまけてもらう。MILOも飲んでこの値段は安い!ありがとうございます!

さて、目指すはマラッカ!残り62kmのイージーな日である。

車線数が少なく、道はすこぶる良い。景色も良くて走りやすい。

地味に続くアップダウンと日差しの強烈さはあるが、交通量が少ないだけでかなり快適

では正午を過ぎたのでランチタイム!

ここでは好きなだけオカズと米を盛るノっけご飯を頂戴する。そして冷たいMILOもオーダー!

食べ終わって満足してると、短時間の睡眠時間が影響してか、ウトウトとしてきた。

アカン。寝る。

実際にこの後10分ほど昼寝

昼寝から目覚めた後は、他のお客さんの子供と戯れる

人懐こいので、日本からのお土産ということで、イタリアのハンカチの生地の切れ端から作った亀さん缶バッジをプレゼント。

「おじさ〜ん。これなに?」

子供のTシャツにバッジを付けると、喜んで母親の元へ戻っていく。

「ママー!あのオッチャンがこれくれた!」

少しの昼寝で睡魔から解放。これだけ暑いのに日陰は嘘みたいに涼しい。ハンモックかけて寝たいなぁ

※グラウンドシートの天日干し

もうすぐマラッカの街中あたりでスイーツタイムへ!

マンゴー系のドリンクと、

出来たてミーゴレン!

今日は早めにチェックインできて、ゆっくり過ごせそうだ

やはりマラッカの街中も車重視の街づくりである。救いなのはアップダウンがほぼないこと

宿は”76″と書かれた階段が入り口。中は広いが、安いだけなのと気だるいインド人が常駐でオススメはしないので写真は無し。

チェックイン後、中心街への散策へ!

世界遺産の街だとっ?!?!

※鳩の溜まり場

街全体が世界遺産として思い浮かぶのはラオスのルアンパバーンであるが、どうもパッとこなかった。ここマラッカも世界遺産だというが、果たして何がそうなのか?

※St.フランシス ザビエル教会

まずはマラッカの歴史を知る必要があるのでネットを参照。なるほど。マラッカ王朝っていうのが今から約600年ほど前に起源があるのだな。ポルトガル・オランダ・イギリスからの植民支配をうけて、太平洋戦争時には大日本帝国がイギリス軍を追い出して占領している過去もあるな(まぁ、これはマレーシア全体だが)

まずは、その前に何か甘いものでも。

ABC!割高だがオススメだし頼んでみよう!

ひっきりなしに観光客でごった返す。やはり中国人ばかりが目につくな

待つこと5分ほど。なみなみに注がれたシロップとかき氷の上にはアイスクリームが2個もトッピング!いやぁ。暑い時に食べると美味しさも倍うまし!

ふと、運河に目をやると街並みが欧州っぽい(行った事ないけどそう思った)

オランダ広場と呼ばれる広場がABC店のすぐ前なので行ってみる。

って、おい

これが世界遺産観光に使われる人力車なのか…

行政なんとかせい

何故、漫画キャラを選択した。このセンスは辺鄙な街でしてくれ。歴史都市のマラッカでは浮きまくってる。

※階段怖い

さて、面白おかしいマラッカ観光は明日繰り広げるとして、私は洗濯物を干しに宿へ戻る

廃墟みたいな屋上じゃねーか!!

夕食はタンドリーチキンとナンが秀逸な美味しさのパキスタンレストランへ

漬け込んでる×2回

タンドールにイン!

評判の良いチーズナンもいただく!確かにチーズナンもチキンも美味い!日本でこのクオリティを食べようと思うなら3倍以上の値段を請求されるわ!

み〜んなパキスタン人!オランダ人観光客に写真撮影を依頼。印象的だったのがスタッフみんなが日本人のパスポートの信用力とビザ免除の国が多いことを口々に羨ましがってたことかな。

その後は喉が渇いたのでココナツシェイクを!

※ここでもポールが役立つ

充分に初日のマラッカは楽しんだ。やっぱり異国の地で自転車と一緒だからこそ、色々と興味も持ってくれるし話も弾むのよね。普通に自転車抜きの旅行でも良さそうだけど、愛車で周る世界旅行の楽しさを知ると中毒性あるなぁ。それと日本人と分かると皆んな優しくなるし(笑)日本に生まれて本当に良かったなと実感。初めは異国の人達とのコミュニケーションが煩わしかったが、今では楽しく自分から接しているように思う。何がそうさせたかは謎だが、何だか不思議な感覚である。

朝食(まけてもらう) 5RM(約137円)

昼食 6RM(約165円)

マンゴードリンク&ミーゴレン 10RM(約275円)

宿(2泊分) 44RM(約1,209円)

ABC 5RM(約137円)

夕食(チキン、チーズナン、ラッシー) 21.5RM(約591円)

ココナツシェイク 4RM(約110円)

合計 95.5RM(約2,625円)

走行距離 91.6km

積算距離 10252km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。