香港ぶらり Pt.1鬼の輪行〜9/27中国25日目

※香港地下鉄乗り換え輪行(九龍塘の構内)

8:00出発 いつものように室内との温度差でデジカメ曇る。体感温度的にも蒸し蒸し〜

市街地で朝食を。

バクバク食べれちゃう

こっちの方が好み。中身はお米である。

近くでは蒸し餃子も食す。

朝から色んなお店が営業してあり、慌ただしい

側では猫も朝からじゃれ出す

そして落ち着く

ウォルマートで買い出し終了。

本日は世界で初めて折りたたみ自転車なるものを創造した自転車メーカー「DAHON」のお店へ行くとする。私が初めて本格的に自転車にハマったのもこのDAHONの自転車から。18歳の時に一目惚れした「GOTHAM CITY」という2000年限定モデルをヤフオクで8万円ほどで落札。中古購入だが大事にメンテナンスとカスタムを施して末長く乗り続けている相棒の1台である。

他の方のブログの通り向かうとDAHONのお店がコンビニになってる。仕方あるまい。ブログ情報が2012年のものだから閉店・移転したのだろう。中国の地図アプリ「高徳地図」で「DAHON」と検索してみるとここから4kmほどにあるというので向かう。

あった!って思えば「DAIKIN」

DAIKIN近くにDAHON 無事に見つけました

一番気になるのが店内がどうなっているのかという点と、あわよくばGOTHAM CITYのデッドストックがあればな〜と。

30周年モデルあり

メンテナンス用品の品揃えは悪い

ずらり

昔のDAHON車は1台も置いてない

3,198円ではなくて3,198元(約54,069円)

店員さんも中国語しかわからず、先に香港へ行きたかったのでDAHONを後にする

近くの福田口岸から香港へ入境

自転車に荷物を積んだまま、

エレベーターに載せる

人の流れにのり、自転車を押しながら先へ進む

こちらのカードに必要事項を記入

香港へはこの通路を自転車で押し進めて行くのみ

香港側でもこのカードの記入が必要

子供らが寄って来て楽しそうにはしゃぐ

香港側へは手荷物検査も何も面倒なことなくすんなり入境できた

ほどなくして元から香港ドル(HKD)へと両替え。

油麻地という駅まで輪行となる

尚、中国の切符はカードサイズである。

輪行ルールとしては袋に包むか前輪を外せばOKとのこと。いや、言うは易し、行うは難しで。

英語話せる駅員に「乗り場までは自転車押していってもいいかな?電車に載せる時に前輪外すので」と伝えても無理だった。曰く、「自転車を載せるための電車ではない。でも前輪を外せばそれは自転車ではなくなるから載せれる」ということ。「うん。わかるよ。そうじゃなくて乗り場までは自転車を押したいからこのまま改札は通って良いかな?」と再度質問をぶつけてみたが「NO〜〜〜〜」である。マイノリティである私は多数派に従うしかあるまい。それでも前輪外せば輪行OKとは何ともアバウトだが改札前から前輪を外し持ち運ぶことに。

あ〜でもない こ〜でもないと自分にとっての持ち運びやすい輪行スタイルを試行錯誤。頭使うと腹も空くので何度かセブンイレブンで菓子パン購入。そして食す。

最終的にはリュックは背中に背負い、イケア袋に入れた総重量20kg超の荷物を右肩にかけて、前輪無しの自転車をウィリーさせた状態で改札をくぐる。バランス悪いし重すぎる

意外と発達している地下鉄網

電車待つ間

電車到着

始発の落馬州から乗り換え駅の九龍塘までひとまず向かう

ここは九龍塘構内なわけだが地獄である。人は多いわ荷物は超重いわ。香港市内が自転車で走れればいいのだが今となっては乗り換えせずに落馬州から紅カンまで行ってそれから手押しで宿まで向かえばよかったと後悔。私自身、下半身の筋肉というか強度には自信はあるが、こと上体においては肩も背中も上腕二頭筋でさえ華奢で筋肉少な目なのである。右肩は容易に使い物にならなくなったので分断作業に移る。分断作業とは1度に荷物を持たず自転車とイケア袋の荷物とを交互に持ち運ぶということ。力無き者、数で対処するしかない

エレベーターに載せる時も本当にきつい。でもあって助かった。文明よサンクス

駅構内がまた広くて端から端へ。こりゃ大変

やっとこさ地上へ。もう本当にこれまでの旅の中で今のところダントツ1位できつかった。

乗車して山道登る方が遥かに楽であり、前輪外しての輪行など二度と御免である

しかし元々の自転車走行がそんなに苦じゃなく楽チンとはこれもどうかと思う

そんなわけで香港の九龍エリアである。ダブルデッカー(2階建て)バスがイギリス植民地時代の名残を残すかのよう。

中国本土とは全く違うところに来たと実感。

宿に到着。隣にセブンイレブンもある。

ホテル名:Evergreen Hotel

ゲストハウスやドミトリーでも良いじゃない?という声も聞こえてきそうだが断固拒否である。ただでさえ狭い香港市内でほとんどの宿泊施設も狭い部屋が多い中、相棒を外に駐輪、または共用部分に置くなど無理である。それにわずかなお金をケチって狭い部屋で珍妙・奇妙な連中が居ても面倒なわけで。そんな私が珍妙・奇妙なやつという裏返しだが。

なので日本人経営ゲストハウスやその他諸々のバックパッカー的な安宿は選択肢になし

シャワーだっていつでも使いたいじゃないか

部屋は2階に位置するが1階表記という香港ならでは。

[2]を押すと[3]階に向かいます

また今後、香港を自転車旅行する人で私と同じ考えで「少しでも快適に過ごしたい」ならランドリーサービスが充実してるかどうかも重要であろう。ガチャポン式に衣類用洗剤も購入可能。もちろんバックパッカーさんにもおすすめ

私は自前の洗剤を。尚、利用時間は16:00〜22:00の間のみである

自動洗濯機2台、自動乾燥機2台、アイロン台1台と全て宿泊代込みで無料は嬉しい。

洗濯と脱水を終えて部屋干しをしてから街の散策へ向かう。腹も減った

テンプルマーケットっていうらしい。夜のみの怪しい露店。ま、平和だけどね

チキンBBQを購入

良い味。そしてスパイシー!

さて、ここからは買い物へと移る。中国上陸時に盗まれたとしか思えないスピーカーの購入だ。

(スピーカー)いるか?って言われれば「いる」っていう

(私は)おばかでしょうか、いいえ、大馬鹿。

旺角駅にどうやら家電専門店が多いらしい

意外と混む香港地下鉄

雑踏をかき分けていく。さて、私が愛用しているスピーカーはUltimate Earsの[UE BOOM2]である。おそらく需要は無いであろうがツラツラと自転車におけるスピーカー論を書いておく。なぜに自転車にスピーカーなのかとかそこは置いといて。まずはUE BOOM2の素晴らしさを挙げたい。(以下、ものすごい自論)

ポータブルBluetoothスピーカーというニーズは大まかに分けて2つある。音質重視で自宅でもフリーに聴きたい派とアウトドアで水濡れやホコリなど気にせずガンガン聴きたい派と。私が選ぶのは圧倒的に後者である。とにかく自転車の外観を極力崩さないデザインと大容量のバッテリー、大音量を誇るW数が重要。今までにJBLやBOSEなども自転車走行時に試したが断然にUE BOOM2は自転車向きである。もう自転車乗りに向けて作られたとしか思えない。(後述)

日本よりも安く買えた点で狂喜。思わず値切り忘れるほど。ちなみにAmazon Japanで欲しい黒色モデルが20,600円。(2017年9月27日時)こちらで1200HKD(約17,284円) おそらく値切ればまだ安く買えただろうが1200HKDくらいで買えたらな〜って思ってた私からしたらびっくりして即買いである。

いやあ。嬉しい。もう最高です

香港楽しい

キングスマン2も見たい!マシュー・ボーン監督最高!

フィリピンのファストフード店のジョリビーを素通り

救急車のロゴマーク。意味深な蛇が杖状の物に絡みつき、六芒星のようなシンボルがある

冷やかしに吉野家へ。行列になるほどの人気。そしてDBの悟空とベジータが壁面に。

日本にもあるLOWRYS FARM 日本の企業を見かけると嬉しくなる。

中国に来てスイーツは温かいものの方が美味だと感じるようになった。と、同時に冷たいスイーツは胃が痛くなる気もする。これは冷たい

映画観てみたいけど日本よりも割高である。フィリピンの映画の安さが懐かしい

KFCも看板に中国語の表記がないっ!

LANGHAM PLACEなるところへ

ここにも日本食のお店が。

大阪駅の長いエスカレーターみたい。豪華さはこちらが上

トイレも綺麗で柑橘系の芳香剤で実に爽やかな気分になれる。

怪物寿司とはこれいかに

高っ!

平鯵で日本円で約4,033円からって。。なるほど値段がモンスターなわけね

まあカップルや観光客向けな大型施設でした

そして帰りもテンプルマーケットを通る

旗屋の店主は日本語が少し話せて面白かった。そして旗も購入。向こうから値引きしてくれた〜

先ほどのBBQチキン屋に再訪。香港ローカルフードのフィッシュボールをいただく。ちくわを丸くしたようなもの。カレーソースまみれなのだが如何せんカレー味が薄い。ふと、時計に目をやると時間は22:00である。十分楽しんだのでホテルへ戻る。

さて、お待ちかねのスピーカーについての持論の続きである。何を持ってしてこいつが素晴らしいか。それはまずはこいつが綺麗な円柱状のフォルムであること。綺麗な円柱状なのでペットボトルを入れるところに綺麗にハマる!これはどんなボトルケージにもハマるかというとそうではない。必ずペットボトルに対応したケージを、それもある程度の力を加えると変形してくれる形のものが好ましい。加えてスピーカーがほぼ360°のサラウンドであること。気軽に持ち運びできてアウトドアでもインドアでも使える優れもの。特に水しぶきで水かかっちゃった〜って時や砂埃がすごくて使えるかな〜って時でも使用はOK!むしろそういう状況下でも音楽を聴きたい人向けにニーズがあるのだと思う。こと、自転車に関して言うとチャリ漕ぎながら音楽聴く必要あるか?という質問があるだろうが私は必要あると言える。(そんなサイクリストそんなに居ませんけどね)

↑おおお!日本とパッケージの中身が違う↑!

さて、車に乗ってる時に音楽ってかけませんか?かけない人もいるだろうけどカーステレオなるものが流通している以上、聴く人はある一定数いると思う。この際、ラジオでもいいや。とにかく自分のプライベートな時間であるドライブに一層特別感を与えくれる音楽って素晴らしいですよね。お店でも何でも街中はBGMだらけで人の心理や琴線に触れる何かがあると思って間違いない。それだけ音楽のチカラって素晴らしい。じゃあそれを自転車でも楽しみたいって話で私が言うスピーカーの重要性が出てくる。

↑世界各国の電源プラグに対応しているとはもう有難い↑

いや、待てよと。イヤホンで聴けば良いじゃんって思われたかた居ますよね?イヤホンは危ないです。特に私のように知らない国の初めて通る道でイヤホンで耳を塞ぐのは狂気としか言いようがない。これは別に海外に限った話ではなくて日本でも同じことが言える。なぜか?それは外部の細かな音が聞こえにくくなるからである。聴く音量やイヤホンの性能によっては完全遮音状態。なぜ外部の音が聞こえにくくなるのが問題なのか?この疑問点に至った人は日頃から後方確認もせずに車道を横断する人なのでしょう。それで今まで道走って平気だったっていう人は車のドライバーさんと歩行者さんに危害を加えなかっただけラッキーだと思ってくださいのレベルです。イヤホンつけて走る自転車を見ると呆れてしまう。まずは耳穴は必ずクリアーにした方が安全です。と、同時にどうしても聴きたいならチンドン屋のごとくスピーカーで聴くしかない。私は日本でもスピーカーから音楽を垂れ流して走ってます。恥は無いです。むしろ誇らしい。

最後に明日は香港のアップルストアでこれを買うことにする。輪行がものすごくキツかったが今となっては良い思い出。こうやって時間の流れとともに全てが吉となることを祈り、爆睡。

朝食 4元(約68円)

蒸し餃子 5元(約85円)

麻球 4.5元(約76円)

ウォルマートにて 8.5元(約144円)

※福田口岸にて両替え 300元(約5,072円)→324香港ドル(約4,667円) 以下、香港ドル改めHKD

セブンイレブンでパン×2個 13.6HKD(約196円)

電車 落馬州→油麻池 43.5HKD(約627円)

宿 2泊分 684HKD+別10%サービス代 752.4HKD(約10,837円)

電車 佐敦→旺角 4.5HKD(約65円)

UE BOOM2 スピーカー 1200HKD(約17,284円)

マンゴースイーツ 46HKD(約663円)

BBQチキン×3本 60HKD(約864円)

フィッシュボール 8HKD(約115円)

プリングルスBBQ 13.5HKD(約194円)

水 1.5L×2本 8.9HKD(約128円)

世界の国旗まとめ買い 12カ国 10HKD(約1440円)

合計(元のみ) 22元(約372円)

合計(HKD) 2160.4HKD(約32,417円)

※中国銀行からの引き出し1回目 500HKD(7,415円)

※恒生銀行からの引き出し2回目 1,000HKD(14,831円)

※恒生銀行からの引き出し3回目 1,500HKD(22,246円)

走行距離 17.7km

積算距離 2126.5km

 

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。