【番外編】チットとダンの寄付物語③11/16タイ5日目

※仲良しな2人

宿泊所でいただいた2人のブッダは私のカバンの前に収めることに。後光が差しますように。

さて、テントを片してからの出発である

時折、この2人は仲が悪いのか?と思わしきシーンもよく目にするが、普通に仲良しなのだろう。と、いうか7月からずっと一緒に自転車旅行していれば少しくらい距離感があっても普通なことだろう。人間だもの

そんなこんなで朝食を前に私は腹の突っ張り感を少しでも減らすべく運動!

なんてこったあ。朝食もえらく美味そうで種類豊富。ここはお粥が(胃腸に)優しいはずだが仕方あるまい

うん!一口食べると嘘みたいにパクパクいける!

チット氏が魚も撮れと言わんばかりに私に差し出すのでパシャり

その後もこのタイ政府関係者が続々と訪れる

皆でお見送りをされつつの出発!サコンナコーンへ!

ん?サコンナコーンへ行くルートと違って北に向かってますけど〜??

Google Mapsで確認するとやはり市街地のサコンナコーンではなく北東のナコーンパノム側へと向かっている。当初、彼らと出会ったときは3日でムクダハーンへ到着するとチット氏から聞いていたのだが。

ちょっとルート走行が未確定のままなので、すこぶる不安になってきた。何が不安かって?時間に余裕はあるし、ビザの日数も十分にある。それでも不安なのはやはり他人との共同生活が続くことの恐れである。当初は本日で彼らとオサラバのつもりでいたのだが、こうも道を外れると本来行くはずのムクダハーンへの道のりも遠ざかるってもので。

途中、バナナを買いに寄るチットさん。彼に色々と問いたいが、休憩時を待つことに。

ここで全体的な寄付の流れだが、いわゆる自転車で走行しながらの寄付活動なので、スピーカーで声高に宣伝することも無ければ、街頭募金のように定位置に留まって行うという事でもない。なので寄付をする人はよっぽどその気がある人が多く、反対車線から手を振る人やバイクで追い越したその先で待ってる人など様々である。ただ、寄付をする側の多くはお世辞にもそこまで所得が高く見える人達ではない。結局、時には持つ者よりも持たぬ者の方が与えるという一つの真理がここにもある。

小休憩時に見つけた魚のサンダル。この辺りから徐々に腹に違和感が増え始める

さて、それでも普通には走行開始可能。

道中、何を採っているのか不明だが、楽しそうな現地民を発見

農作業途中の女性は切り上げてからの寄付。コップンカップ〜

勇姿を真横から撮影

そしてこの交差点を境にチットさんはサコンナコーンへと向かう道を行くのだが、後方の警備車とダンさんがナコーンパノム行きを明示。

ちょっと私もわからぬままなので詳しく聞くと、ナコーンパノムからムクダハーンへのルートとなったらしい。それだと長旅になるので私はここでお別れしようとしたが、チットさんが「20km you sleep」と言うので付いて行くことにした。

きちんとお礼も言わぬまま、ここでお別れを告げるのは急すぎるか。本日のポイントが残り20kmほどなのでとりあえず向かう。

コップンカーップ(合掌)

バナナを食べながら漕ぐチット氏

景色はいい感じ

快調に進む2人。私はと言えば、腹に何かが突っかかる異物感を感じたまま。

ランチ時も私は何も食べなかった。食欲が湧かないし、この腹に残る異物感を取り除きたいのが先決。これ消化不良?でもってトイレに行きたいとかでもないんだよねー

景色は綺麗。でも腹が気持ち悪い

ゴール手前の地元の市場で警備車が寄付の呼びかけ。腹が気持ち悪い私はただの傍観者で合掌するのみ

つ、着いた…

すぐさま集合写真と寄付金の手渡し。笑顔で写る私は内心横になって腹わたを洗いたい気分である

そのあと、車で向かう先は長寿のおばあさんがいるご家庭

敬意を払うことから何かのメッセージを受け取りたいが、寒気はするし腹は気持ち悪くてそれどころではなくなってきた。

今回の宿泊場所のこの写真撮影を境に、私は撃沈。まずは外側のベンチでそのまま爆睡。ついで目覚めてからテントを設営して爆睡。しかしどちらも睡眠時間2時間ほどで目覚めては腹の異物感に悪戦苦闘。いっそ嘔吐できたりトイレで処理できればいいのだがその気配も全くなし。ただうなされるままである。これ今までの食べ過ぎの罰ですか?いや、これまでは食べた分を距離と自転車の熱量へと変換してこれたからそうではない。たまたまの消化不良ということであろう。あ〜しんどっ。

使用金額 0円

走行距離 55.7km

積算距離 5163.4km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。