アジア最後にふさわしい道3/19インドネシアday20

※想像よりもハード

現在時刻5:00ごろ 思いっきり早起きして、急いで準備して慌ててフェリーターミナルへ。ドライブスルーの流れでササッと乗船券を購入。

カードキー(?)のような乗船券。自転車は7,500ルピアとかなりの低価格(約58円)

てっきり5:00発かと思いきや、遅れている模様。車を先に入庫させてからバイクを空いたスペースに無理矢理詰めていくような方法である。それにしても時間通りにいかないのが常ですな。

毎朝、仕事で使ったりする現地人も多いことだろう。橋でも立てかければこんな七面倒臭いフェリーなんか使わなくて済むのだがな。

時間にして約45分ほど。対岸のバリ島であるGilimanukのフェリーターミナルが見えてきたっ

さあ、いよいよバリ島である。ここから目的地のデンパサールまで130kmほど。海岸線を走る感じなので海を見ながら爽やかに漕ぎ終えそうだ。

朝の気持ちの良い空気を肌で感じつつ、快調に漕ぎだす。しかし、腹が減ってチカラが出ない

お!

ついにはジャワ島で全く見かけなかった野良犬をバリ島では早速見れた!ヒンドゥー教徒の多い島だけにワンコOKな島なのだろう!

お決まりになってきたナシ・チャンプルである。これが美味しいのなんのって。量が足りないのでもう一軒

久々に牛肉もいただく。炭水化物のオンパレード美味しすぎる

そうそう。バリといえばこの舞踏である。名前なんだっけ?レゴンダンス、ケチャダンス、バロンダンス、バリスダンス、トペンダンス、、、たくさんあるわ

この辺りから景色は綺麗に広がりを見せてくれて、実に清々しいのだが、どうしてかバリ道のアップダウンが中々にウザったい

念願の海も遠くに顔を覗かせる!想像と違う!大いに違うっ!

※ようやくこの道路区間で間近に海見れた

交通量自体はジャワ島よりも酷くはないが、それでも多い印象。もっと静かに漕ぎたいけれど、列をなして追い越してくるトラック・高速バス・乗用車・バイク軍がすごく五月蝿い

アップダウンの連続とひたすら続く上り坂…バリ島の断面図が見たい。どんな形の島や〜

段々畑が広がるってことはかなり起伏に富んだ形の島なのだろうな。はいはい、ソレは結構なことザマス

私はもっと平坦に近いのんびりとした島を想像していた。こうも激しく騒がしい道路をアップダウンと共に漕ぐとは露一つも思わず。勝手な先入観だが、牛車がのほほんと行き交う素朴な道を想像していた

ここにきてルートを少し変更してみたい。Google Mapsによるとこの横道に逸れれば、約10kmは短縮できそうである。

おい!

どんな斜度の下り坂や

…お分かりだろうか?Vの字の谷間に突き進む先に、アホみたいな斜度の上り坂が目視できるのが。道もガタガタだし、こんな道漕いでも楽しいわけないっ

結局、素直に本線へと戻る。何か胃袋に詰めて気持ちを落ち着かせたい

掘っ立て小屋にお邪魔する。まさかこんな場所で自分史上最高に丁寧に盛り付けされたナシゴレンをいただけるとは思わなかった。やっぱり店の外観と提供される料理の質はイコールにならないと思い知る。これは万国共通ではないだろうか。

しかも、雄大な景色を見ながらハフハフと頬張れる。最高じゃんか。スプライトもこんなに美味しかったか?グビグビと喉を潤せば、脳がハイになる。今からでも遅くない青春をもう一度おくれそうな気が身体中にほとばしる!

よっしゃあ!最後のアジアを懸命に漕ぐばい!

頑張る!頑張れるっ!!

くじけそうな斜度の上り坂の後に、同じ斜度の下り坂。この繰り返しなのだが、路肩の路面状況が酷すぎてスピード出せない。何のための下り坂…

デンパサールに近づくにつれ、交通量がジャカルタ並みに。ここで少々、文句垂れながら走る。勝手なのは承知で言いたい。「君ら何処に行くんだい?」

やってられないそんな時はフルーツポンチでも食べて休む

何十回見ただろうか…この道路標識。そろそろ消えてよろし。

この後、市街地エリアに入るとアップダウンは減り、代わりにアホみたいな交通量と共に押し流されるよう進んで行く

ようやく宿泊するホテルの周辺エリアに到着。小腹を満たしてから、、、

、、、こちらの自転車店へ。閉店間際でとりあえずパーツやチューブの在庫、飛行機輪行の際の自転車箱の確認を済ませる。明日もこちらに訪問する。

宿はそんな自転車店からほど近く

ホテル名:Samblung Mas House

プール付き

部屋はもちろん個室。次のオーストラリアに向けてしっかりと準備したいので、ドミトリー部屋のあるような宿は却下とした。

シャワールームも清潔、湯量も水圧も完璧!ここで4泊お世話になりますぅ

グダグダした後は鶏肉の串焼きを買いに!1本1,200ルピア(約9円)

※山羊肉の串焼きも買う。1本2,000ルピア(約15円)

激安で激ウマなサテ類。手軽にタンパク質・ビタミン類摂れるので滞在中はこれ食べておこう。

無事にこうして中国・上海からインドネシアのバリ島まで着いたのだが、あっという間だなぁ。…というか約半年でここまで行けるなら趣味としての世界自転車旅行はかなりアリだな。はっきり言って最高の趣味であるし、身体にも心にも私にとっては最高のビタミン剤であるしな。まぁ、それを実現可能にするのは周囲の理解と自身の経済力に委ねられるのでそこは勿論、何とか理想郷として創りあげたい。

そう言えば、中学生の頃の卒業文集にも「疑心暗鬼で不確定な未来が続くけど何とか理想郷を創りあげたい」と書いた自分を思い出した。あの頃と何も変わってないけど(笑)

フェリー+自転車( Ketapang-Gilimanuk) 7.5千ルピア(約58円)

朝食① 1万ルピア(約77円)

朝食② 2万ルピア(約154円)

アイス 4.5千ルピア(約35円)

アイスティー 8千ルピア(約62円)

昼食 3万ルピア(約231円)

ポカリ330ml 6千ルピア(約46円)

Es Bush 6千ルピア(約46円)

夕食① 1.5万ルピア(約116円)

アボカドシェイク 1万ルピア(約77円)

宿(4泊分) 108万ルピア(約8,328円)

サテアヤム×10本 1.2万ルピア(約92円)

サテカンビン×10本 2万ルピア(約154円)

コンビニにて 1.55万ルピア(約119円)

合計 128.5万ルピア(約9,895円)

走行距離 141.5km

積算距離 12076.8km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。