風と重力 Pt.1 深夜急行〜9/23中国21日目

※G324号線 汕頭大橋を南へ下ったあと

7:20 ホテルの無料朝食をいただく。この朝食だが、チェックイン時にお兄さんがやたらとオススメしてくれてたわけで。

無料ということでたらふくいただいていくとする。この後、白い饅頭(具無し)を4個お代わり

さ〜て305号室なのに5階に位置する部屋から重たい荷物を抱えて3往復。朝から大仕事で汗だく。フロント前に預けてた自転車を引き取り出発。8:00過ぎ

ダダーーーーっと走行して11:00ごろ昼食へ

うん!美味しい!漕いで体力使ってるから更に美味しく感じる

隣には私そっくりな謎の邦人。

「え?大阪から上海まで船でそれから自転車で大陸移動ですか?」

「奇遇ですね。私もです」

13:00

ここにきて初のパンクデビュー。まさかである。早いよ。シュワルベ社のマラソンプラスというツーリング用の頑強なタイヤを履かせているので3000kmくらいまでは保ちたかっただけに何だかショックである。以下、私なりのパンク修理手順を載せておくが「私なり」とか言っておいてやってることはほぼ誰もがやるやり方である。

カンチブレーキという種類のブレーキ

このワイヤーは簡単に取れる

ね?

お次に前輪ホイールのみのパンクなので取り敢えず前輪のみ外す

ダイナモの線も抜いて、、

前輪が取れる

アイヤ〜 ここに異物が刺さったわけか

早速チューブを取り出す

使うのはエゾサイクルのオリジナル蝦夷鹿の角のタイヤレバー。かっこいいよね!

外す時のコツ?ん〜コツというほど場数も踏んでないし。タイヤレバーを差し込んでいき分離できたらオッケー

分離後

ついでにリムを綺麗にしてあげる

そして中身の見えるタイヤにも応急処置で、、

反対側の裏面に

これを貼り付ける。トモダサイクルのオススメで購入したもの

ParkTool タイヤブート TB-2である

この絵を見て理解

貼るだけ

全部で3枚あるわけね

貼ったけどこれでいいのか??

そうこうしてるうちに時間がなくなっちゃう。急ぐ

パンクした穴を探すために一旦、チューブに空気を入れる

ここに穴が空いてるね〜 穴が大きくて空気漏れの音も大きい

まずはパッチを貼る前に付属のヤスリで穴の周りを削る

どのくらい削る??ん〜どのくらいというほど場数も踏んでないし。ある程度、穴の周りをフラットにしてあげてパッチを貼りつける

デコボコしてない場所を探してしっかりと圧着

ウンウン

漏れてない

こちらトモダサイクルの方で加工してもらった図

リムとチューブの隙間の空気バルブ部に1枚のゴムを挟むというワザ

どういう効果があるのかはわからないが何かの意味があるはず。

ご配慮ありがとうございます!

最後にタイヤとリムの間にチューブが挟まってないかの確認。

タイヤを完全にはめて完了

ふう。写真撮りながらと荷物のセットとかで時間かかりました。

14:50 再出発

渡航前に想像していた中国のトイレにまさかの遭遇。個室がもはやプライバシーなどの概念など全く無い。いっそ申し訳なさそうな横壁も無くした方が吹っ切れそうだが私には到底無理だ。基本、今を生きる中国人でもこれはベリーハードなのでは。思ってたイメージ通りで記録残しにパシャり※画像はボカシ済み

17:30ごろ 早めの夕食。

このあたりから本日は徹夜で漕いでもいいかなと思い始める

どこまで漕ごうかなあと思っているうちに豚めし到着

いや〜〜美味い。豚肉最高である

深夜も漕ぐってことは遅めの時間帯でも腹が空くということ。こちらでは鴨肉飯をテイクアウト

西陽が徐々に沈んでいく様が綺麗。西へと向かう旅ゆえに垣間見れる瞬間。

汕頭(シャントウ)市に着いて市街地を彷徨う 21:00ごろ

ご飯はテイクアウトした鴨肉飯を食べるとして、、

こちらの果物屋ではマンゴーシェイクを購入。ぐびぐび飲める感じが自転車乗っててよかったなと思える瞬間。この感覚、自転車に乗らない人にはわからないだろうなとニヤニヤ

22:20ごろ 汕頭市を抜けるのに迂回の連続で迷いに迷った。ようやく大きな橋を越えて次なる目的地へ

橋の途中の工事現場の中で食事とする。現場の人も居ないしササッと食べますか

すぐ下は海が広がる。無数の漁船が何を獲るのか不明だがこの夜からお疲れ様です

私も今夜は深夜まで漕ぐと決めてるから栄養補給しなければ。まずはバナナ3本

それから夕方テイクアウトした鴨肉飯。骨つきで内臓周りの部位もあったりと血生臭さも残るなんとも言えないお味。

夜食の後はスピードアップで橋を馳ける

広州まで421km。気づけば23:53である。目的地は海豊(ハイフォン)県。とりあえずはここから約60kmほど先の普寧(フネイ)市へ

風と重力 Pt.2

朝 無料

レッドブルEX 8元(136円)

昼食 14元(約238円)

水 1.55L 3.5元(約26円)

豚めし 6元(約102円)

ダックめし 10元(約170円)

マンゴーシェイク 6元(約102円)

バナナ 7.3元(約124円)

水 1.5L×2本 6元(約102円)

合計 60.8元(約1,035円)

走行距離 147.5km

積算距離 1758.3km

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。