※色々、考えさせられる国へ突入
と、いうわけで左足がカンボジア、右足がベトナムとまだまだ国境遊びを楽しむ私である。
さっさと入国手続きを済ませる。心配していた賄賂の要求も無く、あらかじめビザも取得済みだったのでかなりスムーズに手続きが終了。仮に賄賂せびられてもノーマネーでフィニッシュだが。
周囲には両替商の女性がちらほら。「ほ〜らほら〜。オ兄さん、両替すっべ。ドルどう?」と勧誘されるが、「ATMでドル下ろすから必要ないっす。メンゴ」とやんわり断る。と、いうより所持金ゼロなので両替したくても出来ない。お腹も空きだしたのでATM探しが先決である
もう、ここから先はひたすら国道1号線を突き進むのみ。ってかATM無いぞ
道がガタガタで土埃がひどい。
それは別に許せたとしてATMが無い
周囲はカジノホテルが乱立。中国資本が入ってるのか、漢字の羅列をよく見る。そして何故にATMが無いのだ。見落とした?
完全に中国系の施設の集まりがドーンと並ぶ。超市(スーパーマーケット)で何か買いたいが金が無い。もしかすると、この国境近くにはATMが無くて、次の町にしか無いのだろうか。
結果、40kmほど先のスバイリエンの街まで漕いでしまった。その間、1機のATMがあったが故障中で使用不可。たかが40kmだが空腹により、ひどくキツく長〜く感じた。ここの街でATM使えなかったらどうしよう
空腹だが、良い夕焼けなので写真に収める。頭の中はATMばかりである。ATM(あたま)なだけに。
ほど近くにATMを2機発見!青色のATMは私のカードだと使用不可。「…な、なんだとぉぉぉぉぉっ!」
かなりドキドキしながらもう一つのATMにて操作を進めると無事に現金を下ろせた!(US50$)
カンボジアは自国通貨のリエルももちろん使えるが、ドル紙幣の方が主流である。基本、ドルで支払い、お釣りはリエルで返ってくるパターン。これが、また計算としては慣れるまでがややこしい。1ドル→4000リエルとの計算なので1.5ドルは6000リエル。0.75ドルなら3000リエルとなる。あ〜。こういう数字は苦手だ。0.25ドル→1000リエルとでも覚えておきますか。あ、それもややこしくなる。しばらくは買い物時は通貨換算レートとにらめっこになりそうである。
すぐさまインターネットを使えるようにすべく、カンボジア国内シェア率No.1のSmart Shopへ立ち寄る。購入時にパスポートとSIMカードのシリアルナンバーを一緒に登録される。購入データは1ヶ月2GBで3ドルのプラン。本当は1weekプランが良かったのだが、Smart社の場合は月単位からのプランしかない。その他のキャリアのCellcardやMetfoneに関しては1weekプランがあるが、無難にシャアNo.1のSmart社の方が後々もラクそうである。(気持ち的な面でも)
I’m really hungry now.
って事で、Smartのショップ店員さんのオススメのレストランへ!
初カンボジア飯。空腹じゃなくても抜群に美味しいチャーハンである。ピクルスもスープも美味しい。ニンニクが効いてるスープまじヤバイ。チョーいける。
こうなったらそのまま食欲に溺れてやろう
オックン(美味しいい)
と、あまり調子に乗るのもいけないので牛串1本食べた後に、コンビニでチープなシャーベットを。
そのあと、数件の宿探し。値段交渉するもどこも取り計らってくれずに最安値が5$(約565円)である。コンビニにもほど近いこちらの宿へ(なぜか宿の青年が写りたがる)
とりあえず部屋が1Fなので自転車駐輪を手軽に済ませる
カンボジアの宿は安い・部屋大きい・豪華と聞いていたが、こういう観光地でもない町の宿はショボいのだろうか?これで5$(約565円)は高い。おそらく国境前の大きな町だから足元見てるんだろうなぁ
コンビニでは日本だと1,000円以上は越える歯磨き粉を安く購入。”芸能人は歯が命”(古い)ではないけれど、自転車旅行でも歯の手入れは気にしておきたい。…と、歯磨き粉の話は置いといて。
これから悲惨な歴史を歩んできたカンボジアをサイクリングしながら、キリング・フィールドやトゥールスレン虐殺博物館も見学しようと思う。そこで何を見てどう感じるかが楽しみであるし、過去と現在のカンボジアを生きる現地人の生き方をどう解釈するかも楽しみである。なので明日はいきなり首都のプノンペンまで行く!必ず!
SIMカード代 1$(約113円)
SIMデータ 3$(約円339)
夕食 2$(約226円)
牛串 1.5千リエル(約42円)
コンビニ(歯磨き粉&アイス) 7.32$(約827円)
宿 5$(約565円)
合計 18.69$(約2,113円)
※ACLEDA BANKからの引き出し 50$(6,330円)
走行距離 46.3km
積算距離 6721.5km