【小鞄】Gout Watanabe Special #4 Canvas Bag(Made in Tokyo)

2013年10月21日に東京の吉祥寺にあるグーワタナベに初訪問。知る人ぞ知る「ひとあじ」違うカバン工房だ。かくいう私も、ネットサーフィンでこちらを見つけた。

駅からだと少し歩くが無事に到着。トモダサイクルの特注フロントキャリアに、取り付け可能な帆布のバッグを製作依頼。使うのはコーマ糸で織った6号帆布とのこと。自転車旅で、経年変化や風情や趣きが色濃く残せるのは、この帆布ならではではなかろうか。ただ、全てを帆布素材のカバンにするのは、私の理想と遠ざかるため1点のみのオーダーである。

こういうオーダー時に大切なのは、可能な限り、創り手さんと会って話を聞いてみるということ。相手は良くても、私はE-mailや電話で済ませたくなくて、どうしても会って話をしたいのである。それはどんな時でも、百聞は一見に如かずで、目で見る情報を大事にしたいから。何より作業工房も見れるし、お互い話し合って仕様を決めていけるのが、最大の利点であると信じている。実際に、フロントキャリアが手元にあれば一番良いのだが。私が予め記載した寸法を元にワタナベさんご夫婦が親身に対応してくれる。出来上がりに期待大!約2ヶ月ほどかかるとのこと。

ちょうど2013年12月21日に出来上がりで届いた。手持ちのハンドルも付いてて可愛らしい。もちろんパラフィン防水加工済みである。これで世界旅行に出かけ風合いや経年変化がどのように変わっていくのか楽しみで仕方ない。

2017年9月15日現在

取っ手はハンドルバーバッグに干渉するのでワタナベさん側で除去してもらった

旅の前に荷室内がクタってならないように追加で芯材を入れてもらった

お陰様でこれだけ入れても形がキープされたまま。使いやすさは想像以上。愛着も日に日に増す一方で毎日、快適に使わさせていただいています。

こちらは以前、車体を地面にぶつけて派手にフレームを傷つけた際に革で目張りをしてもらった時の。グーワタナベでは自転車カバンに関わらず、カメラ用、旅行用のショルダーバッグやリュック、普段使いのトートバッグなども製作可能とのこと。私のように特殊な寸法での依頼も快く受け入れていただき本当にありがとうございます。