※尚、ヒッピー文化は私に合わない
町のど真ん中にある公園にテントを設営したのだが、夜中の2時前後に酔っ払いが寄ってきただけで特に実害は無し。それよりも、朝から小雨が降る中、テントが少し濡れてしまう。
※レモン汁(しる)を注入しる。レモン水にするモン
住民がわらわらと現れる前にテントを拭きあげて、朝食を軽く済ませる。食材を徐々に減らしていきたいのだが、米orパスタを作るのにどうしても躊躇してしまう。あぁ めんどくさい(それが楽しい)
結局、5時に起きて8時過ぎに出発である。それまで、ゆっくりとした準備。あと、洗濯物も軽く洗ったので、後方の荷物と一緒にくくりつける。実に見た目がみっともないが仕方あるまい
とりあえずは日中走れば洗濯物は乾くでしょう!日焼け止めスプレーを吹きかけて走行開始!
昨日もメインの国道が工事中だったのだが、本日も続くみたいだ。工事中が故に車線も狭まってホントに漕ぎづらいな
※一旦は道路工事区間が終わる
後方から迫りくる車に気を使いながら、狭い路肩を慎重に走行するのは実に疲れる。そういえば、日本は大抵が酷い道だったな。オーストラリアの路肩の広さと綺麗さに慣れたのか、帰国した時はそのギャップに悶えそうである
今のうちにそんな事考えても仕方ない。神経使うと甘いの欲しくなるってことで、マフィン注入
お味はヨロシクテヨ
旭日旗?
お昼休憩はそのへんの草むらで。何を食べたかと言えばポテトチップスとリンゴ。最早、料理する気なし。代わりに右脚のふくらはぎが痛むので念入りにストレッチ
本日はとりあえずByron Bay(バイロンベイ)の町まで向かおうと思う
ようやく、Grafton(グラフトン)から不規則的に続いていた工事がBallina(バリナ)辺りで無くなり、いつもの高速道路へ。ストレス無く高速走行の開始である。この快速具合を知ると下道なんか通ってられん。
※だってトンネルあるしさ。
日本では当たり前に見かけるトンネルであるが、オーストラリアではこれで2回目のお目見えである。私はこのぽっかりと空いた空間をサイクリングするのがとても好きである。トンネル内は空気は悪いし、トラックや乗用車が行き交って危ないのだが、それでも楽しいのである。内部に響く轟音により、気持ちは高ぶり、その暗がりをライトをフル活用して進む感じ。それも人力ってところで自分に酔っちゃっえるのが何とも。
※ヘレナトンネル〜
いや、アルコールや麻薬不要で途方も無い恍惚感に浸れるものだから、実にサイクリングが無害なものかわかるでしょ?むしろ、メリットばっかり。マイナス面を上げれば、キツさ故にプラス面が見えづらくなること。御託はよろしい。いざ、オーストラリアのトンネルをッ!
短っ!ってか、側道ワイドすぎる!過保護すぎるよ!(注:高速道路)
楽しいトンネル走行は30秒もかからずに終了。無事に着いたのはバイロンベイ。コンパクトな町並みなのに、今までにオーストラリアで見たことないリゾート風な景観と多くの西洋人観光客!かなり賑やかだな、オイ!
※ワンコを見ては和む
調べると、バイロンベイはサーフィンとヒッピー文化とオーガニックフードで有名な町らしい。サーフィンとオーガニックに関しては前向きに捉えれるが、ヒッピー文化はどうもしっくりこない。「自転車旅をしている者ならヒッピーと相入れるものがあるのでは?」と思うかも知れないが、私に関して言えばそれは無い。ヒッピー文化をよく知りもしないで言うのだが、どうもダラしなく見えてしまう彼らに嫌悪感を抱いてしまう。LOVE&PEACEは結構なことだが、私と彼らとでは生きるベクトルが真逆な存在な気がする。
とりあえずは、中心街のウールワースでローストチキンを購入っと。夕食はチキンのみにして軽く済ませたい。WikiCampsのアプリを使って、寝床を探すも何処も彼処もキャンプ不可な場所ばかり。もしくは、有料。
※ぬいぐるみも一緒
別にその辺の公園の隅で、テントを設営しても良いのだが、ストリートミュージシャンは多いは、行き交う人々は騒ぎ出すはで、ロケーションが最高に悪い。
おまけに鳥食ってる間に、サイクリストから声をかけられた。ヒッピー風の出で立ちの彼から「俺も旅してんだぜ!ギリシャで買ったチャリンコ見てくれよ!」と聞かされ、興味をもって見に行ってみる
ユニークな自転車なのだが、そのヒッピーな彼の周りにはアボリジニな人々が陽気に踊ったり、笑い合ったりして何とも気まずい。仲良く談笑し合って、どんどん仲間達が増えてくるではないか。どう転んでも私はその輪に入っていく勇気がない。垣根を越えたナンチャラカンチャラの部分で、共有という姿勢が私には見出せない。少なくとも戸惑いしか残らない。よって、わからないのである。四重苦(笑)
それなら1人で物思いに耽りながら、最高に静かな屋根付きの場所でテントを立てますよッと。案の定、雨が降ってきたので、町中に居なくて良かったなと一安心。ハマる人にはハマる町であるバイロンベイらしいが、その辺にアートと称された落書きが多くて、その時点でパスである。南無。
走行距離 122.6km
積算距離 17931.4km