これこそサイクリングの醍醐味5/4オーストラリアday43

※これこれこれっ!!

途切れ途切れの睡眠の末、いまいちスッキリとしない朝を迎える。それもランダムに吹きすさぶ風雨がうるさくてうるさくて。

それでも昨夜のうちに、用意したカレーを早朝から胃の中にイン!食べたら即漕げば糖尿病とか何のその。現代人は運動不足である。特に足腰が弱いのでは?人間は考える足と何かで触れたことがあるが、老いが始まるのも足腰からだそう。そりゃ車や電車移動ならそうなるわな。この点、荷物満載の長距離自転車乗りは恐るるに至らずということで。今のうちは。

雨が降り続けているので、レインパンツも履いて雨の中スタートと行きましょ!

とりあえずApollo Bay(アポロベイ)に向かって右折!

現在、標高(約456m)

んー。ペダルを回せば回すほど身体は温まるはずなのに、冷気がそれを奪っていく。と、いいますか、インナーで着ている綿素材の長袖シャツが濡れて寒い。中国走行時点でこのインナーについては使えないなぁと思っていたが、寒い時期でも役立たずっ!透湿性と速乾性が脆弱で普段着にしてもこのインナーは使えません。

※上ったり下りたりだが、基本は下りである

おそらく晴れている時の下りはすこぶる爽やかで気持ちがいいものだろう。ある意味、雨の中のグレート・オーシャン・ロードは貴重な体験かもしれん。貴重な体験と言えば急にポジティブに前向きになれた。良かった

おお!遥かなる海洋がチラ見え!

※そして1時間後には晴れてくる!

これは運が向いてきたというか、ここで一気に漕いでアポロ・ベイの町まで繰り出せば素晴らしい海沿いの景色が見れそうだっ!やっぱり晴れた空がいいよ。どんより曇り空よりも何よりも!

ひ、左に見えるのは?

おー!丘!そして海も顔を覗かせているっ

最終的には延々と下っていって、アポロ・ベイの町がお目見えである!

すぐそこ右側が雰囲気の良い海沿いである!ここまで近くを走れるのはアジアでも中々なかったぞ!オーストラリアでは当然初めての近さだっ!

※中国人観光客にジロジロ見られながらの昼食

日本人親子に「日本人ですか?」と声を掛けられた時は少し安心した。(あぁ。私は普通にジャパニーズって思われてる)とね。それはそうと、荷物満載で70kg以上はある自転車が2回も倒れるほどの強風の中の昼食である。

見苦しい盛り付けでいっ。でも味は(個人的に)好み。

さぁ、食べたら昼寝したいところだが、まだまだ漕ぎたい。なんせ天気は晴れてるし、今なら綺麗な海を見ながらサイクリングができるじゃないか!

昨日見た奇岩群も、非現実的な光景で目を奪われたが、こうしてサイクリング中に流れる景色の中を捉える一瞬の輝きには遠く及ばないことに気づく。

こういう一瞬の波のうねりとか。確りと眺めれるのがサイクリングの醍醐味。どこでも止まれる省スペースだしね。

いやぁ。それにしても私個人的にはアポロ・ベイから続くこの道全体が既にトップの観光地である。何も自然に削れた巨岩ばかりが神秘的ではなく、今の自然の躍動をヒシヒシと感じるこの近さが魅力的である。

あ、虹。

ダブルレインボー

※辛ラーメン

大満足で終えた本日の走行。Lorne(ローン)という町にてキャンプを行う。シェルター(屋根付き)が無くて、テント設営の場所探しに難儀。また、天候が不安定で雨が降ってきてるし。

消去法で男性トイレのシャワールーム近くの更衣室の床で今夜は寝る。屋根はあるわ、防風として壁に囲まれてるので、シチュエーションさえ気にしなければ快適に過ごせそう。ただ、知らない人がこの光景を見たらビックリさせちゃいますね(笑)

Foodworks Apollo Bayにて(Lemonade,Bread,Beef Sausage,Snacks)
13.95A$(約1,147円)

走行距離 93.8km

積算距離 15934.3km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。