道路脇からお送りします4/5オーストラリアday14

※ワイルドデッド

翌朝。7:00出発である。昨夜、ケア用のクリームをくれたキャンパーであるクリスさんとジェニーさんにお別れを告げる。彼らはパースからオーストラリア1周を3ヶ月プランで行うらしい。新調したキャンピングカーはかなり豪華な設備のよう。

そんな豪華設備がない私のキャンピング自転車。それでもいいの。あなたは飛行機にだって載せて何処にでも行けるじゃない?焼いてストックした肉が早くも腐ったので、ストック用の保存箱らを洗い終える。完全に肉の携行は失敗に終わる。

黙々と漕いで、本日はNorseman(ノースマン)という町まで到着したいところ。地味なアップダウンばかりであるが、漕がないことには先へは進めない。

何度目の白骨化したカンガルーだろうか。慣れない積載量での走行なので景色を見るよりも、道路脇に注意を傾けるばかりである。

カンガルーとエミューというダチョウに似た鳥の出現ポイントだが、全く見当たらん。

休憩は何度も挟みつつ、昼食はかろうじてダメージのないストックしたソーセージとパンやらを頬張る。食料が徐々に減りだして早くも補給がそろそろ必要なのでは?と不安に思い始める。

引き続き、道路脇から景色の撮影。それまで高さのある木々が多かったが、目的の街へ徐々に近づくにつれ景色は変わっていく。

見晴らしがいいので、こういう時にピョンピョン跳ねまくるカンガルーを見てみたいものだ。

相変わらず道中は上がって下りての変わり映えしない道のり。救いなのはピンクに染まる綺麗な夕焼け雲が見ながら走れること。

果てしない広がりを見せてくれる大地って感じ。ここにテント張っても良さそうだけど、もう少しで街なので頑張って走りたい。そして、着いたら今日は炭酸飲料が飲みたい気分。

ようやくNorsemanに到着。行きたかったIGAスーパーは18:00には閉店したようだ。なので、ガソリンスタンドのミニマートにてジュースを買い、おまけに無料のホットシャワーも使用することに。

浴び終えると19時。これからキャンプ地でテント張るのも面倒なので別のガソリンスタンド脇で寝泊まれるか交渉をしに行く。

快諾してくれたお兄さんのおかげでベンチとイスを借りて寝床へと変貌させる。テント内だと暑いが、外野だと気持ちのいい気候である。

寝袋に包まりながらお湯を沸かして、ホットチョコレートでも飲みますかね。

テント内と違って空気が常に新鮮で大変に気持ちのいい夜。大切なのは目覚め良い朝なので、早くも寝ることにする。明日はIGAスーパーがオープンする8:30まで待つか、早朝起きてそのまま出発するか考えながら就寝。

Norseman Catlexにて(炭酸飲料500ml) 2.25A$(約186円)

Norseman  BPにて(ライター) 2.25A$(約186円)

合計 4.5A$(約371円)

走行距離 128km

積算距離 12998.3km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。