魂が宿る乗り物とな?4/4オーストラリアday13

※ありがとう!ニノ!

どこからともなく現れるワン公をよそ目にせっせと身支度を済ませる。昨日、購入の食料や水のセッティングに大忙し。もっと大きなバッグを用意すればいいのだが、わざわざそんなもの買うこと自体が勿体無いったらありゃしない。なんとか知恵を振り絞ってパッキングしよーっ!

※人懐っこい

水は全部で18Lを積載。で、食料は米3kg、じゃがいも、玉ねぎ、にんにく、生姜、りんご、食パン40枚以上、ペンネ、パスタソース、ナン、レトルトインドカレー、オリーブオイル、塩&胡椒、ドライバジル、ジャム数種類、チョコレート、ナッツ&ドライフルーツ、、足りる??

自分史上、総積載重量Maxで辟易しているところ、ニノからはメッセージカードをいただく。”車は身体を運ぶだけ、自転車は魂を運ぶのサ”と書いてあるではないか!言わんとしてることはわからんでもない。

同じ100km先の目的地への移動でも、車だと単なる距離の穀潰し。自転車だと辿り着くまでに、やれ風が強くて大変だの、汗にまみれて不快だの、ハエが纏わり付いて嫌になるだの色々な思いが込み上げる。そんな嫌な思いまでしてゴールした時の達成感が私は好きだから自転車を愛している。それと、格段に腹は減ってくれるし、どんな食べ物でも極上のご馳走と化す。この瞬間を知ると、車だと身体がA→Bまで動いただけに過ぎず、自転車の腹減りには遠く及ばない。そもそも動力源が人間のヤル気に絞られている以上、ソウルフルな乗り物だよね。

そんな好き者同士の共通点なのか、ニノとは誕生日は1日違いで、しかも年齢も1つ違いときた。彼の甥は私と同じ誕生日。こういうのはすごくシンパシーを感じてしまう。

彼と別れた後、ようやく1人旅の再開!そうそう!この自由に舵取る感じが堪らない!水いただきまーす

重たすぎて、うまく距離を走らせることができないのが難点だが、数日で慣れると予想。何なら明日にでも慣れてしまうのでは?

※なぜポット類吊り下げた?

実際に重さに慣れだす瞬間というのが、また自転車乗りとしてレベルアップしたなぁと感じる瞬間でもある。逆に全く自転車に乗らない日が続くとすぐ身体は怠けてしまうので、そこのところ怠けてしまうスピードをどう取り戻すかが、目標としてある。すべてはブログタイトル通り、チャリんポラんでも今を生きるため。

相変わらずのオーストラリアの広大さ。景色は単調で見逃しながらも、ハッとした光景だけは写真におさめる。

ついで、オーストラリアにて野生のカンガルーを見かけることがまだ無い。見つけたとしても道路脇ですでに死んでいる状態。これも彼らからしたらカンガルーライフの誤算だろうに。夜行性である彼らは道路横断中にトラックに轢かれてしまうのだそう。あんなデカイ高速トラックに当たってもバラバラにならないなんて、造りが頑丈である。人間だとパズルのように砕けそうである。

動物の死体は無数に転がり、行く先の雲行きは見るからに怪しくなる。気を引き締めて走るが、出発から約60kmほどで意気消沈。私のソウルは本日はここまでってところでテント設営である。

そのテント設営時にブルアントなる巨大アリに2度も噛まれた私。日本の蟻とは違い、ジャンプするは攻撃は避けるは、忍者のように素早い動きで襲ってくるはで軽く恐怖を覚える。もちろん、デカイ顎で噛まれたので痛みは想像以上である。お尻側には毒針も仕込んでいて、人を死においやることもしばしばらしい。買いたてのペグハンマーで噛んできた蟻はペチャンコに土中に沈めたが、元々は奴らの巣の上にテントを立てた私が悪かったようだ。というか、巣穴がどこにあるかわからんかったぞ。

噛まれた箇所がジンジン痛み、近くのキャンパーさんから塗り薬をもらう。死ぬことはなさそうだが、もうこいつらとは対峙したくない。(この後、テント内でブルアント1匹を見つけた時は恐怖で固まった。もちろんあの世へ送った。)

何はともあれ、一段落してからお気に入りのオレンジジュースを飲み干す。そうこうしているうちに眠気がさして気づくと夢の中。。作り置きの肉のおかげで調理いらずで楽〜

Woolworthsにて①(バナナ、チョコクロワッサン、フロスなど) 14.3A$(約1,178円)

FREERANGE SUPPLIESにて Elemental Utility Strap 1.2m×2 8A$(約659円)

  Woolworthsにて②(iphone7ガラスフィルム、ネクタリン、メロン、オレンジジュース) 21.35A$(約1,759円)

合計 43.65A$(約3,596円)

走行距離 65.3km

積算距離 12870.3km

ABOUTこの記事をかいた人

人生百年計画を軸に、自分の人生を謳歌すべく奮闘中。自転車はイジるだけではなく、専ら道具として乗り倒す側である。キャンピング・旅行用としての自転車、生活に根ざした自転車が好み。他人とのレースや競うことは好まず、のんびりと漕いで、どっしりとした重量のある自転車が好き。軽量な自転車が持て囃される中、時代の逆をいく考えだが、荷物のある自転車でトレーニングを兼ねて日本も海外も定期的に周りたい。何処を目指しているのかわからないが、凡人故に動き続けていくしかないと思っている。